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自分の道への道しるべ


ある夏、マンツーマンのワークショップをした。

学校ではクラスメイトの様子が気になって、

筆を持つこともないと、

あるお母さんが、6歳の男の子と来てくれた。

彼は体を緊張させて、

何を求められているのかを探ってるようだった。

こうして毎日、学校で必死に、

小さな体で空気を読んでるんだろうなぁ、、(涙)


海の波の音を聴いて、絵を描くことにした。

体より大きな大きな紙に。

音を描くなんて、正解がまるでない、

そんな摩訶不思議な空間で、

彼は、私が何も求めていないことが、

伝わった瞬間、

筆を両手に持って、一心不乱に描いていた。

体を全部使って、エネルギーを一点において、

描き終わった彼のホッコリした笑顔も、

今、思い出しても、泣きそうになる光景の1つです。

自分の感覚をしっかり感知していたい。

それに従うことができたら、

自分の感覚だけが、自分の道へ導くのだと思う。




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