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お写ん歩。/大阪キタ編。#14/フィルムで時を切り取る面白さ。

今回は、フィルムの面白さについて思った雑感をば。

本記事の一枚。(撮ったのは今日じゃないので)
かつての大阪の一つのシンボルだったんでしょうが、
時代の変遷をモノクロフィルムを使って
アナログで写すにはいい主題ではないかと選びました。

機材など。

使用したフィルムは、Fujifilm ACROS NEO PAN 100ⅱ。
レンズは、デジタルでも愛用KONICA HEXANON AR 40mm f1.8。
カメラは、KONICA FTA…だったんですが、
フィルムを取り出そうとしたら、フィルム巻取りのレバーが
帰宅後どこかに飛んでしまっていまして。
泣く泣く、FTA最後の撮影となってしまいました😭

すでに、〇クヤ〇でAUTOFLEX T3を入手したので、
モルトをいつかちゃんと張りなおしてコニカ復活を願う。
しかし、オールドな機械式カメラを手に入れるたび、
もしもジャンク、というレッテルが貼られても、
どんな思い出や記録をそのカメラが残したんだろう、
とノスタルジーに浸ると、
何かそこに重みを感じたりします。
例えプレミアのない入手しやすい普通の古いカメラでも。

さて、本当は11月だったんですが
大阪駅界隈あたりから、梅田に私用で歩いたとき、
令和の現代の風景を、昔ながらのモノクロフィルムで切り取ってみました。
単焦点一本縛りです🦾

一言感想、KONICA HEXANON AR 40㎜ F1.8。いいぞ。。。 


モノクロヴィトン。
水平を取るのはデジカメより遥かに難しい💦
阪神優勝。
ちなみに、シェイクシャックは、
本国で食べたほうが
数倍ウマいです。過去に一か月以内に
両方行った筆者の経験談です。残念ながら。

写真とは、影を切り取る行為。

写真という言葉の語源は、ちゃんと調べてないので、
またググってみます。ググる、という言葉ももう古くなってきた。
BINGに聞いてみます、GPTります?
漢字をそのまま読み取ると、「"まこと"を"うつす"」。
撮影とは?「”かげ”を"とる"」。

影を撮り、真の事柄を写す。

全然深い意味を付すつもりはないんですが💦
この一文はふと気づいたもので、
もしかしたらもう先人が謳ってたりするかもしれません😁
しかし、それぞれの感性で味わえる言葉だな~と
ポエマーになってみたり。日本語は面白い。

モノクロフィルムを使う体験は、
色のない、明度の違いだけで36枚の画を切り取り、
しかもiso100のみ。
割とシビアな縛りでいかに画を生み出すか、というチャレンジは、
現像代やフィルム代まぁまぁかかるけど(もう少しメーカーさん頑張って😭)
だからこその緊張感のある現代ならではの面白い体験です。

何せ、「じゃーこ、かしゃ!」という
あのフィーリングは現代のカメラでは味わえないものですね😆

今では最新の時代の風景なのでしょうが、
これも将来の人々からしたら過去の一つの景色となっていくんですね。
カメラ業界も含め、技術革新はとどまるところを知らないですが、
それでもこの世界にはまだまだ気づいていない未知の発見という
宝物がいっぱい埋まっているんでしょうね~。

フェイク画像やら、生成AIやら、
AIに商業用写真などなど駆逐されそうな現代ですが、
それこそウソのつけない、フィルムを使った撮影こそ、
本来の、真実を写す、「写真」なのかもしれないですね。
適材適所で、いいものは残り、新しい良いものと
共存していければいいと思います。

知らんけど👍

おまけ。デジタイズ方法について。

まず、フィルムは現像だけ頼んで、
データを送ってもらわずに現像したフィルムそのままを
返却してもらいます。
もっとマニアックにいうと
本当はモノクロなら自宅で暗室作業もできるらしいんですが、
そこは💰の力で他力本願でやります。
で、ネガフィルムは色が反転しているので、
後はアナログな過程をぶっ飛ばして、
PCでデータ化してしまおうやないかい、という方法を
デジタイズと言ったりするようです。

自分の場合は、下の道具を最終的に使うことにしました。
100均一のスマホかタブレット立てに、
トレース台を立てかけ、
で、スキャナー用に販売されているフィルムホルダーを
洗濯ばさみ的なもので固定します。

タブレットやPCディスプレイをを白背景にしてもやってみたんですが、
マクロレンズのすごさ。
後ろのタブレットのLEDの小さいピクセルの四角が
がっつり写っちゃいました。
何かディフューザー的なものを間に入れる必要があるかと思います。

後はいい感じな角度にカメラをセッティングして、
後は最低ISOにした後、一応マイクロフォーサーズの強み、
三脚ハイレゾを使って5000万画素の画像をRAWで撮影しました。
トリミングするから、と思ってわざと画素数あげてみましたが、
一般的な一眼の画素数で個人的には十分だと思います。
F値も好みだと思いますが、
使ったZUIKOマクロオールドレンズでは確かF8くらいには
絞っていたかな?(ちなオールドレンズでも十分やれます)
後はライトルームでトリミングします。
さらに、トーンカーブなどをいい感じにネガポジ反転します。
…なんですけど、何か各項目がいい感じに
効いてくれないような気がしたので、
トーンカーブだけネガポジ反転して、
いったんTIFFかPNGで現像したものを、
最終仕上げしたような…💦そこ、忘れました🤦‍♂️

その辺りのやり方はYou Tubeにいっぱいやり方解説が
アップされまくっているので参考になさってください。

トレース台のデメリットは、光が均一でないので、
もう一枚トレース紙を間にかますくらいした方が、
空などの画像にムラができなくていいかもしれないです📷

ホンマはロモグラフィーからこんな便利グッズが売ってたりするので、
これ買えば?っていう話になってしまうんですけど😅
トレース台は個人的にイラストなど別用途でも使えるかも、と思っただけです。

※注)画像はロモグラフィーオフィシャルサイトより。

というわけで、本日もお付き合いいただきありがとうございました<(_ _)>

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