テーマパークより人気のある心療内科

心療内科の予約を取りたくて、朝の開院の時間帯になると前日に調べた病院リストに片っ端から電話をかける。

中々繋がらない。。
電話が繋がらない時点で不安が増長されてくる。
正直な感情として、早く見てもらいたい、診察を受けたいという気持ちがどんどん込み上げてくる。
精神的にも不安定な感じだったろうなと振り返ってみて思う。

やっと繋がった。
そこは幸いオープンして間もないクリニックだったので、割と早く診察ができるのではないかという期待感があった。
あまり期待をすると、もし予約ができなかったときの落ち込みがヒドくなると思っていたので、あまり期待しないように自分に言い聞かせていたが、どうしても期待感をもってしまっていた。

電話口の方に診察を受けたいことと予約を入れたい旨を伝える。
そこで返答が、

クリニック受付の方「最短で3月の上旬です。」

さん、、、がつ、、、
2ヶ月以上も先、、、、

何言うことだ、、、予想はしていたが、、、
ダメ元でなんとかもう少し早くできないか聞いて見たが、やはり無理だということ。
まぁ確かに精神的に追い詰められている人は、すぐにでも受けたい人が多いと思うので、全部をハイハイと受け入れていたらパンクしてしまうのかもしれない。

予約をあきらめ、次のクリニックへ電話。

    クリニック受付の方「最短で3月の上旬です。」

次のクリニックへ電話。

    クリニック受付の方「最短で3月の上旬です。」


なんだと、、、
心療内科は、新規は2ヶ月先というルールでもあるのか。。

電話をかけるごとに心が絶望に包まれていく。
本気でヤバい人はもしかしたら電話で感じ取って予約を入れてくれるのか。
まだまだ自分は大丈夫の方なのか。
などなど自問しながら電話を続ける。

次のクリニックへ電話。

        クリニック受付の方「最短で2月末です。」

最短更新きた!!
予約を入れて色々と症状を聞いてくれた。
今までの電話の方は症状を聞いてすらくれなかったので、正直嬉しかった。
まぁ話を聞きすぎて、その場でカウンセリング状態になってしまっても困ると思うので仕方のないことだとも思う。


・聴覚過敏で特に女性の高い声がキツイ
 (電話口は女性。後々考えるとよく言ったな思った。)
・気分の落ち込み
・電話がつらい
 (電話で予約しておきながらよく言ったなと後々思う。)
・やる気が起きない
・気力がない

等など症状をお伝えした。

もしキャンセルが出たらご連絡をくれることまで言ってくれた。
この言葉はとても嬉しかった。
何より、正直今までのクリニックの受付の方は、電話口のテンションがとてもめんどくさそうな印象を感じた。
それだけでも電話をしている身としては心にくるものがある。

あぁ、何とかしてもらいたくて、なんとかなりたくて勇気を持って電話したのに、やらない方が良かったのかな。。

自分は受け入れてもらえない人間なのかな。。

等々マイナス感情が落ち込んでいる時は、心を支配する。
まぁ自分が過剰に感じている可能性もあるかと思う。

その反動があったからか、こちらの身になってしっかりと話しを聞いてくれた対応は嬉しかった。
このクリクニックで見てもらいたいと思えた。
その日までなんとか頑張ろうという気が少し持てた。

些細なことが大きな影響を与える。
立場が変わって体験できたことだ。
自分も無意識に誰かにしていないか気をつけようと思った。


なんとか予約が取れたが、1時間以上かけて約2ヶ月後の診察。

昔ディズニーランドやUSJで並んだが、どんなに人気なアトラクションでのも3時間並べばその日のうちに乗ることができた。
動物園でも、3−4時間並べばパンダやゴリラを見ることができる。

こんなに予約が取りづらく、予約から体験できるまでに時間がかかるものは人生の中でそんなになかった。

でもそれだけ診療内を必要としている人がいるということだ。
需要と供給のバランスがあっていないのかも。
もっとメンタルケアが一般的な世の中になってほしい。
根性論ではなく、風邪をひいたら病院に行く、怪我をしたら病院に行くみたいな感覚で、メンタルケアが家庭でも当たり前になってほしい。

小さい頃からメンタルケアができていれば、人生はより良いものになっていくと私は信じています。

心の健康は人生に影響を及ぼします。
これは紛れもない真実だと思います。
メンタルケアで心療内科に行くことが恥ずかしい、精神を病んでいる人というイメージではなく、自分のメンタルをケアできるちゃんとした人というイメージをみんなに持ってほしい。

藁にも縋る思いでたどり着いた人もたくさんいると思う。

メンタルが安定するのがいつになるか分からないが、自分自身が回復した際には体験談をメンタルが落ち込んでいる人に話したいと思う。


その時のために、このなんの役に立つのか分からない記録をできる限り残していこうと思う。

まずは、診察を受けるまでの日々の心の状態をできるだけ書き記していこうと思う。



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