ピラティスコラム-限界への挑戦-

この度トレイルランニング(山を走る競技)で100マイルのレースに挑戦することになりました。

距離=166.6km,累積標高=7,030mを44時間30分以内に走り切ります。
166km走りながら、かつ7,000mの山を麓から山頂まで登らないといけない。
しかも夜中スタートなのでほぼ3日間起き続けならが行動しなくてはなりません。

今回私はサポートなしでチャレンジするので全て一人で準備・選択・判断しながら肉体的限界と精神的限界に挑まなければなりません。

これまでの最長距離は80km。一気に倍の距離への挑戦となるため想像すらできません。
想像が出来ず、かつこれまでの人生で最も過酷な状況に立ち向かわなければならないと分かっている状況で挑むのは本当に怖いです。

しかしこれはまさにピラティスを通して培ってきた”コントロロジー”=自身をコントロール出来るかを試されるレースになると思います。

身体の動き、精神状態、レースマネジメント、緊急時の対応など、冷静にコントロールできなければ完走は絶対に出来ません。

ピラティスの有用性を試せる最高の舞台になるでしょう。

またなぜこのような過酷な挑戦に挑む決意をしたかというと、一人の人間として、そしてアスリートしての限界を死ぬまでに見てみたかったというのが一つ。

そして、私自身のトレーナーとしてのポリシーとして、実体験を伴った指導をしたいというのも理由の一つとなります。

大小あれどお客様は常に自身の課題に向き合って目標に向かって必死に頑張って下さっている。
指導者になると自身はあぐらをかいて何も挑戦しなくなるトレーナーがほとんどですが、私はそうはなりたくない。

どんなに博識なトレーナーでも、資格をたくさん持っているトレーナーでも実体験を伴っていない知識は本物だと思わないからです。
人生を懸けて命懸けで得た経験以上に価値があるものはないと思います。

今回正直完走できる自信はないですが、高い壁に挑戦するからこそ得られるものも大きいと信じています。

失敗を恐れていては何も出来ないし、成長はありません。
成功するかはわかりませんが成長は必ず約束されています。

今回の挑戦で得たものを、このコラムの読者の皆様やトレーニングを受けて下さっているお客様へ還元できる日を楽しみに自身の限界へ挑戦してきたいと思います!

大会HPのストーリーがピラティスの概念と通づるところもあるなと感じたのでぜひ見てみてください↓



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