達人技に迫る。~居合の黒田鉄山の秘伝、順体を考察~
こんにちは。
今回、居合の達人、黒田鉄山の、秘伝・順体の技に迫り、
自分なりに考察したことを書きたいと思います。
尚、この文は、筆者独自の解釈であり、真実は分かりません、その点、ご了承ください。
黒田鉄山の順体を使った居合の抜刀とは?
達人・黒田鉄山の順体の居合の技とは、安座(あぐら)の状態より、不意に立ち、抜刀、斬りつけを行う技です。
安座は、やや崩れています。
これは、江戸時代になる前、日本では
正座が普及せず、正規の礼法ではなく、安座が標準的な座り方であり、また、少し前の脚を出すのが、
普通だったことが関係していると見られます。
この姿勢から素早く立つのです。
しかも、突然に。
つまり、動作の「起こり」を付けずに。
それは、脚の力で床を蹴ることでは出来ないと、言ってます。
なら、他にどんな方法があるのでしょうか?
私の考えでは、重心移動。
重心を前に移すことを意識するだけで、順体で立ち上がり、抜刀、抜き付けも可能なのでは?
という考えに至りました。
そこでやってみました。
…えー、あくまで、順体であぐらから立ち上がるのが目的なので、木剣を使っています。
出来栄えは、まあ、良いんではないでしょうか?
少し修行不足かなとも思いますが、順体は重心移動である、と、いえるかもしれません。
完。
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