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全てはあなたの意思

 


あら、どうも。やっとあなたとお話ができそうね。

 でもちょっとタイミング悪かったわね。ちょうど今、魔女狩りにあっちゃって炙られてるの。先にあなたをわたくしの空間へ魔法で飛ばしちゃうから待ってて〜。一服したら行くわ〜

 ようこそわたくしの空間へ。あなたの様な人が来るのを待ってたわ〜。
では早速始めましょうか。まずはあなたの選択からよ。   

 椅子の上に置いてある「リンゴ」を手に椅子に腰掛け、わたくしと1対1で話を進めるか、そっとリンゴを投げ捨て忘れ去るか、のどちらか。


 さあ、あなたの頭で考え選択してくださいまし。



 オッケー、話を進めましょうか。あなたが「まだ自由な人」である事を願っているわ。

 唐突ですけど、あなたは運命を信じる?

 あなたは何かの「偶然」で、そのリンゴを手にしている事は理解しているかな?次に「偶然」を「必然」と置き換えましょう。そのリンゴを手にしているという事は、偶然の様に見える必然。何故なら「あなたが知る必要」があるから「今」あなたの手元にあるの。

 ではなぜあなたが知る必要があるのか?
                    
 「そのリンゴ」は「知らなければならない何か」を伝える目的で「想い」が込められ作成されたの。知る必要がある人の手に勝手に転がってゆく。そして「今」あなたの手元にあると言う事は、あなたは理解できる心の準備を終えている事を意味する。「知らなければならない何か」を「知る準備」が整ったってこと。

 そしてわたくしは「知らなければならない何か」を伝える魔女。

 えっ?なぜわたくしが「何か」を知っているのかですって?  

 わたくしもあなたと同じように、
然るべき時に「知るべき事」を知ったからよ。

 あなたはその「何か」について説明することが出来ない。でも感じてきた。あなたの全人生において"それ"を感じてきた。この世界(あなたが現実と認識している世界)は何か間違っていると。あなたはそれが「何であるか」知らない。でもそれは確かに存在する。そしてあなたの心に棘のように突き刺さりいつも惑わせる。その奇妙な感覚の原因が「何か」であり、それを理解出来るように偶然が導いたのよ。  

 わたくしが何について話しているのか分かってるわよね?

 我々人類を含む生きとし生けるものは「共存共栄」が使命であり「本能」よ。あなたが信じ込まされている「それ」は「本能」ではないの。あなたは全てにおいて「真実」とはかけ離れた事を「現実」として認識させられている。「それ」は至る所に存在するの。

 我々の周り、今この瞬間、この画面を見ている時でさえ。通勤する時も、お酒を飲む時も、税金を払う時も、娯楽に興じる最中でさえも、あなたはそれを感じることができるはずなの。

「それ」とは、あなたの目を真実から遠ざけ盲目にさせてきた世界のこと

 率直に言いますわ、あなたは奴隷なのよ。


 他の者がそうであるように、あなたもまた囚われの身として産まれたの。あなたが嗅いだり、味わったり、触れたりすることのできない牢獄の中に産み落とされた。五感では感じられない、「心」を支配する牢獄に。
 ちょっとショックだった?ここで今のあなたに相応しい言葉を贈るわ。

自由でないのに自由と考えてる人間ほど、絶望的な奴隷はいない

ヨハン・ヴォルフガング・フォン・ゲーテ

 有名な言葉ね。わたくしの言わんとしている事が簡潔に述べられている一文よ。あなたは本当に自由かしら?それともう1つ。

賢者は歴史に学び、愚者は己の浅はかな経験にのみ頼る

出典不明

 あなたが愚者でない事を願い話を進めるわね。

 わたくしがあなたに伝えたい事は非常に難しい問題なの。なんせあなたの心と頭の問題だから。人は己の記憶を疑うようにできてはいないの。ですから自分で気づき考えないとならない。いくら他人に言われても”己を疑う”ことはできないのです。
 
 わたくしは「先に知っている者」として道案内はする。扉までは。

 あなたが「知るべき事」を知り扉を開け進むも、知った上で扉を閉じ牢獄へ戻るもあなたの自由よ。長い間牢獄へ繋がれていると「知るべき事」を知ったとしても、牢獄の魅力的な誘惑からは中々逃れられない事もわたくしは知っているから。

 全てはあなたの選択次第なのよ


 微力ながら手助けをさせて。そうする事がわたくしの運命だから。使命とも言えるかしら。文章を通しあなたに語りかけ、「あなたの知るべき事」を理解する手助けになればと思い話している。「まだ自由な人」よ、囚われの身となっている己の精神を助け出し、扉を開け一歩踏み出して。

 現在、あなたはあなたの心の囚人なの。あなたの思い込みがそれを現実にしてしまう。あなたが自ら己の手足に枷をはめ、自ら鍵の無い牢屋におもむき、自らの手で内側から鍵をかけ、自ら目と口を閉じ耳を塞ぎ、永遠に奴隷になるの。その奴隷が家庭を形成し子孫を作り、自ら子孫を奴隷制度に就かせる。この繰り返しは私の知る限り、本当に歴史が正しいのなら数百年前には確立され、時代と共に変化と進化、それに伴い拡大を遂げ昇華した。

 ……そう、あなたに残酷な真実を告げなければならないの。
 
 我々の住む現実は、極少数の人間によって支配されている。
映画や小説、絵空事の話じゃないの。

 手前の三角形が「見ることも触れることもできない牢獄」よ。あなたに限らずみんながこの牢獄に繋がれている。わたくしはマトリックスと呼んでいるわ。

 この牢獄にどうやって繋がれているのかと申しますと、簡潔に述べれば「娯楽」。人は「楽」に流される生き物ですから、その性質を利用されてるの。楽なこと、楽しいことは素晴らしいとされているのがマトリックス。
そのうえ人の欲には限りがありません。

水は低きに流れる。人もまた然り。

 人は苦からしか学べません。
流れに抗ってこその学びです。人の無限の欲求は知的好奇心のために備わったもの。この地上において、唯一「知」を与えられ「知ること」が許された生物は我々人間です。そして知ることが本来の娯楽。

 では何を知れと言うのか?

 それは「理」。この世の仕組み。永遠普遍の事象。

 古き時代の賢者は「神」と定義し崇め、ある時代の魔術師は「神」と擬人化し利用し、ある時代の賢者は「物理法則」と呼び解明したもの。

 つまりは、この宇宙の根本的な物理法則を生み出す「力」を、古代の賢人は「神」と呼んだの。そんな神を我々人間が理解できるようにする言語が数と幾何学図形。

 え?あなたのイメージする宇宙や神と違う?

 そりゃそうよ。神話と科学が繋がっちゃうと困る人々が「別々のものだ」って刷り込んでますから。故に「己の記憶を疑って下さい」と申すのです。

 え?神話と科学が繋がっちゃうと困るのは何故かって?

 ではその解を魔術師のクロウリー先生の本から引用します。あなたの住むマトリックスでは「最も邪悪な男」として知られる人よ。

聖職者たちの策謀により、太陽は夕方になると滅され、翌朝また揚げ直されねばならないと考えられていた

アレイスター・クロウリー

 ざっくり言うと支配層と被支配層の間の「知恵の差」が支配の鍵なの。前述の時代の民は聖職者がいないと太陽が昇らないと本気で思っていたの。そのため神殿にただ籠る聖職者に貢物をして崇め奉ったわ。

 そして、それは現代も然程変わらないの。

 理を知る者は数と幾何学の大切さを熟知しております。それらの智慧は大切なものですので大衆には見えぬよう”堂々と隠し”ました。それが"象徴"です。意味を知らなければ、例え目の前にあろうと見えぬのが象徴。

 でね、とある時代でこういうことを言っちゃうと髪の毛掴まれてひきづりまわされちゃったの。大衆に色々と考えられちゃうと困るじゃない?与えられた常識だけを享受して何も考えない大衆の方がコントロールしやすいもの。

 とある時代で言っちゃうともっと大変。魔女狩りにあって火炙りよ。
 
……でね、もう一回言っちゃうけど、現代も然程変わらないの、これも。

それがあなたの住む現実のマトリックスよ。

さあ、扉までは案内したわ。ここからはあなたの次第。

 人がうつむき膝を着くのは、抱えきれぬ絶望ゆえではなく、
己の意思で諦めたゆえ。 

 人が再び立ち上がるのは、曖昧な希望ゆえではなく、
己の意思で決めたゆえ。

 全ては己の意思ゆえに。

As above So below : 霜月 やよい


新刊:『Divine Ratio Re:Decode』

本:『As above So below』

アパレル&小物:Cavalier Camp

動画:Channel 113
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