思考力を伸ばすには…? 3

子どもの
思考力(考える力)を伸ばすために

大人が子どものためにできることとは?



1つは以前記した


自立 と 自律 のために、

大人が先回りしないこと




そして
もう1つは、


考えるきっかけとなる質問


をすることです。




子どもが
考える力をつけるためには、

日常のなかで子どもが
考える機会を増やしてあげることです。


要するに
考えれば考えるほど
考える力は育まれます。




日常のなかで
考える機会を増やすために

カギとなるのは、

やはり


会話 です。






人は
質問をされると、
イヤでもそのことについて考え始めます。



大人から子どもへ
日常の会話のなかで
質問を投げかけてやればやるほど、

子どもの考える機会は増えます。

子どもの考える力は育まれます。




投げかけてあげる質問は、

5W1H(いつ・どこで・誰が・何を・なぜ・どのように)

if(もし~だったら、…)

具体 と 抽象(たとえば・要するに)


などが挙げられます。



たとえば
親子で雲を見ながら、

「あの雲、いつからあそこにいるんだろうね?」(いつ

「雲って、どこから来るんだろうね?」(どこで

「ほんとだ、ソフトクリームみたいだね。誰が作ったのかな?」(誰が

「あの雲は、何に見えるかな?」(何を

「雲って、なんで白いんだろうね?」(なぜ

「雲って、どうやったらできるのかな」(どのように


「もし雲に乗れたら、何がしたい?」(if


「雲って、たとえばどんな種類がある?」(具体

「大きくて、暗くて、どんよりしててって、
 要するに何雲のこと?」(抽象






考えるのは
子どもの仕事です。



大人の仕事は、

あくまで
子どもが考えるための材料となる
知識を、選択肢を与え

子どもの思考経路をサポートすることです。





普段の会話のなかで

大人は
なるべくたくさんの?を、疑問形を
子どもに投げかける。


そうすれば子どもは考え始めます。







考えることを他人任せにして、
自分の頭でまるで考えてこなかった子どもの口からは、

知らなーい。」 が、



少し考えることを始めた子からは、

分からなーい。」 が出てきます。



そこからさらに考えた子がようやく

「~ってことかな?」
自分の考えを口にするようになります。




大人の質問から、

子どもに
たくさん考える機会を授けてあげましょう。





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