知識を増やすには…? 3

前回までのつづき




子どもの
言葉を増やすために大切なことは、

大人子ども会話をすること



とりわけ
親子の会話 です。



基本的には
子ども主体の会話を心がけるべきですが、




からへの言葉かけ

という点においては、


日々、生活するなかで
子どもの

1日24時間すべてを学びの種にする


会話を大人は心がけます。






学ぶとは? 勉強するとは?


そもそも
学ぶ とは?
勉強する とは? 




なにも

椅子に座り机に向かって
紙と鉛筆でするもの

だけが

勉強
ではありません。




これは数ある勉強の中でも

所詮
学校の勉強

に過ぎません。







学ぶこと
勉強する
こと とは、

・出来なかったことが、
できるようになること。


・出来ることが、
もっとできるようになる当たり前にできるようになること。


・出来なかったことが、
できて当たり前になること。 




その子にとっての

当たり前を増やすこと




これが

学ぶこと
勉強すること です。






     

日常は学びにあふれている。


子どもが
起きている時間

朝起きてから、夜寝るまで


ごはんを食べている時でも
どこかに出掛けている時でも
TVを見ている時でも


それを大人が
学びのきっかけにしてあげることが出来れば、



子どもにとって

1日24時間すべてが勉強時間 

です。





まずは子どもを育てる大人
この意識を持ちましょう。




この意識を持って、
子どもと接している大人

1日30分や1時間の
机に向かって行う勉強 = 「勉強

だと捉えている人とは
比べ物にならない学び

子どもに授けることができます。









1日24時間すべてを勉強時間にするために



1日24時間すべてを勉強時間にするためには、

やはり
大人からの子どもへの言葉かけ が
欠かせません。




大人から子どもへ

どれだけ
学びのきっかけとなる言葉 を

かけてあげられるかに
かかっています。





例えば、スーパー
青果コーナー りんごの前で


りんご」「赤い」「丸い
『りん』は漢字だと『林』
と伝えれば、国語


1個」「100円」「どっちが重たい?
200グラム」「糖度13%
と伝えれば、算数


バラ科」「実の真ん中に種がある
花はおしりのほうに咲いていた
と伝えれば、理科


青森県産
みかんと違って寒い地域でとれる
と伝えれば、社会


冬が旬の果物
と伝えれば、家庭科


……




りんご」を前に会話をする親子


大人から子どもへ
伝える言葉ひとつを工夫するだけで


学校で習う
いろいろな教科に対する
知識の下地をつくることができます。




ここからさらに

赤いものって他に何があるかな?
こっちのみかんは何県産だろう?

などとさらに会話を広げていけば、


りんご」を中心に据えた
マインドマップのように

子どもの知識は無限に広がっていきます。






知識の種まき


このように日常生活のなかで
大人から子どもへ知識を授けることを

『知識の種まき』

と呼びます。




日常に転がる
ほんの些細なムダ知識でも種をまく


大人が種をまき続けると、

後々になって子どもが
まったく別の機会に
まったく別の話を耳にした際に、

「あれ?なんか聞いたことあるな…」
「あの時、お母さんが言ってたやつ!」

と、
いつか子どものなかで
花開く時がきます。








大人も楽しむ


あるものを前にして、

「○○をきっかけにどんな言葉をかけられるかな?」


日頃から大人も連想ゲームを
楽しんでみてください。

そして

それを言葉にして子どもに伝えてあげてください。

知識の種をまいてあげてください。







1日すべてが勉強
日常・遊び・勉強、分けて考えない


を心がけて
毎日の言葉かけ
まずは大人が楽しんでみてください。



伝えた言葉の数だけ
子どもは賢くなります。



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