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大地への詩

肌を刺す風の様に

駆け抜けて 憂愁の光の國目指す

矢は何千本も躰に突き刺さり 一時は命も危ぶまれた

その姿は煌めく黄泉の國の幻

何千年とこの空虚な大地を駆け巡り

かつては野獣と恐れられしもの

時を経て

闇の扉はもう存在しない

放たれた幻は天と地を一瞬にして駆け抜けて

生命を産む泡となる!

さあ、君も旅に出よう

この地の果てまで行けるのならば

あの幻の野獣の如く空まで瞬く間に駆け上がり

風と一体になりて全てを吸収し尽して例え何を言われようと後戻りなんかしない!

我に誓う

もしもこの哀しみが何処かに届くというのなら

どうか宇宙の果てのその隅の果てのその先へ運んで欲しい

何千年、何億年と時空を超えて語り継がれし幻の不確かさ

なんて魅力的なんだろう

時を経て

闇の扉はもう存在しない

放たれた幻は天と地を一瞬にして駆け抜けて

生命を産む泡となる!

今宵 我を慈しみ

再び生命の泉の源に駆け寄ろう!




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