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冷静になって改めて考えた退職のこと

前の仕事を退職してから5日ほど経ちました。noteを書き始めた頃に比べたらずいぶん精神的にも肉体的にも回復しました。ストレスの根本を断ち切るのはやはり大切ですね。

ふと退職してよかったのか、と考えることがあります。定時に帰れるし、一応正社員でしたし、「○○で働いています」というのが言いやすい(世間体が良い)職場でしたし、取った資格が活かせる職場でした。また、部署が違う人では良くしてくれる人もいました。

でも、でも。

あのまま逃げすに耐え続けて、自分が納得出来る未来があったかというとそれは絶対なくて。いずれは同じように、もしくはもっと悪い状態で逃げることになってたと思います。

逃げた日以降、部署の何人かから引きとめのLINEが来ました。皆、私を褒め「気付いてあげられなくてごめんね、もっと悩みを聞いてあげれば良かったね」と口を揃えて言っていました。私を小馬鹿にしてきた先輩や、ことあるごとに始末書をかかせ冷たい態度をとり続けた上司が今更上っ面だけの言葉を並べても全く信用できませんでした。頼るところも悩みを話せる場もなかったのに。

職場に残してきた荷物を総務に取りに行ったとき、自作の業務マニュアルは情報漏洩の観点から処分するように言われました。総務で裁断処理をしてくれるとのことだったのでその場でファイルから取り出しました。沢山の手書きの業務ノートを捨てるのは今までの努力が消え去るようで少し寂しい気持ちになりました。しかしそこでやっと、「私って結構頑張ってたよね」と少し思えるようになりました。

無職5日目ですが、すでに不安が沸いてきています。将来の経済的な不安もありますが、どちらかというと世間体の方が気になってしまいます。私のことを何も知らない人たちが言うことなんか放っておけばいい。言ってくる人が私の人生の責任を負ってくれるわけではない。分かってはいるのですが、なかなか腹をくくれない自分がいます。

「世間体を気にしない」、しばらくの課題になりそうです。

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