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バンクーバーからジャスパーへ引っ越した理由

こんにちは。
noteへ立ち寄ってくださり、ありがとうございます。
現在カナダへ長期留学中のAsaと申します。

私は、カナダでCOOP留学をしています。これは、座学とインターンがセットになっている留学で、私のコースでは、8か月間の座学期間後にインターンをします。前回の投稿で、私はコネや経験がない状態で、バンクーバー以外の地域で仕事を探し、アルバータ州のジャスパーでインターンをすることになったと触れました。

そして今回の記事では私がバンクーバーで就活をしなかった理由と、なぜ最終的にジャスパーを選んだのかの理由についてお話ししようと思います。

同じく他の地域に挑戦してみたい方の背中を押せるような内容になれば良いなと思います。


バンクーバーから他の都市へ引っ越しをしたかった理由

まず、私がなぜバンクーバー以外のところへの引っ越しを視野に入れ始めたのかというと、

  1. 環境を変えたかった

  2. 観光地や田舎地方に興味があった

  3. バンクーバーの雨とホームレスの多さに少し疲れてしまった


というのが主な理由です。


1.まず一番大きな理由は環境を変えたかったからです。というのも、バンクーバーに住み始めてからちょうど一年経った頃だったので、生活には慣れ、仲の良い友人もでき、行きつけの場所もでき、生活は落ち着いており、所謂「コンフォートゾーン」にいました。しかしそんな落ち着いていた状況だったからこそ、新しい刺激を求めて他の環境に飛び込む意欲がわきました。


2.二つ目の観光地や田舎地方に興味があった理由は、様々な出身の方と出会って話すことが好きだからです。バンクーバーでのバイト先はクルーズ船が停船する港の一角のレストランだったので、多くの海外のお客さんと接する機会があり、その時から観光地で働く楽しさを感じていました。また田舎地方については、優しい人が多い点と、ゆったりした時間が流れているという点が好きなので魅力を感じていました。さらに、田舎へ行けば行くほど留学生や日本人が少なく、ローカルの人が多いイメージでした。英語の向上面でいうと、留学生や移民が多い土地よりもローカルの人が多い街の方が、英語勉強に対する焦りや、やる気をさらに向上させられるかもと思いました。


3.三つ目はバンクーバーの雨の多さとホームレスの多さに少し疲れてしまったことです。1年間住んだので慣れつつはあったのですが、自分は晴れている日、ホームレスの方々と出会わない日の方がメンタル的に健康でした。夏になれば晴れの日が続くバンクーバーですが、それと同時に多くの人が活動的になり、観光客が増え、街が賑やかになるので、静かな場所が好きな自分には田舎地方の方が良いかもなと考え、引っ越しを視野に入れました。



2ヶ月過ごしたケロウナには戻らなかった理由

私はバンクーバーに来る前の2か月間、BC州の小さな街ケロウナで語学コースを受講していました。ケロウナはバンクーバーから車で5時間ほどの自然に囲まれたのんびりとした町で、退職後のご年配の方やお金持ちが多く住んでいます。

ケロウナの学校は語学コースしか開校されていなかったため、COOPの授業を受けるためにバンクーバーへ引っ越しましたが、時々のんびりとした雰囲気のケロウナが恋しくなりインターンの勤務場所として、ケロウナに戻ることも検討していました。しかし、昨夏の3泊4日のロッキー山脈ツアーに参加し、いくつかの観光地を巡ったことで、こういう観光地で働くのも楽しそうだなあと、ふんわりと考え始めました。

学校に相談したところ、インターン先はカナダ国内ならどこでも良く、今までにウィスラーやビクトリアに引っ越してインターンをした卒業生もいると、他の街でもインターンをすることができる可能性があるという情報を得たことも、住んだことのない街で暮らしてみたいと思うきっかけになりました。



メンタル的に辛かったこと

前向きな引っ越しでしたが、他の都市への仕事探しと家探しは思っていたよりも難しく、メンタル的にもしんどかったです。

なぜなら、

  1. バンクーバーの家の契約が4月末までだったので、5月からの家がない

  2. 現在のバイト先にも4月末でやめると伝えていたため、5月からの仕事もない

という状況にいました。

つまり私は、5月からの仕事と家が見つかれば最高だが、見つからなければ仕事も家もない最悪な状況になりかねない状況にいました。これは都市移動をすると心に決めた以上、自分を追い込むためにした選択でしたが、応募しても全然返事が来ず面接にさえ進まないので、正直めちゃくちゃ不安でした。



家がないという理由で採用されない

また応募し始めてから気が付いたのですが、住む家がないという点は仕事探しの上でかなり不利です。住む家が既に決まっている人とこれから探すという人、どちらを会社は採用したいでしょうか?もちろん前者です。

そして自分が探していたバンフやジャスパーの地域は、国立公園なので住宅制限があります。そのため家の数はかなり限られており、スタッフアコモデーションがない限り引っ越すのは比較的難しいと感じました。


実際に、とある面接では一番初めに聞かれたことが「住む家はあるか?」でした。正直にNOと言い、だけど探してはいるよと伝えたら、プロセスはどんな感じ?と聞かれました。さらに知り合いや友人はこっちにいるの?とも聞かれました。その後、仕事に関する質問もいくつかされましたが、家に関する質問のみ唯一深堀をされたので、恐らく滞在先が決まっている候補者が優遇されるのだろうなと面接後に思いました。予想通りその会社からは採用を見送るという連絡がきたので、他都市移動の大変さを思い知らされました。



どうやって不安を乗り越えたのか?

メンタル的に大変だったとはいえ、どうやってこの時期を乗り越えたのか。


それはただ
自分を信じ続けたことです。


カナダでは採用に時間がかかることが当たり前自分は外国人応募できるだけやるしかないみんなそうやって仕事を見つけている、と何度も何度も言い聞かせ、ひたすら応募しつづけました。返事が返ってこない時は、自分の履歴書・カバーレター、応募方法などに問題があると思い、一から履歴書を作り直したり、応募方法も変更してみたりしました。

さらに自分はこういう時期に友人と会って遊ぶと気が気でなく思いっきり遊べないタイプでなので遊びも断ることが多かったです。相手に悪気がないとわかってはいても、仕事探しどうなった?と質問されると焦ってしまうからです。私だってわからないよ、とりあえず沢山応募して頑張ってるんだもん、決まったら教えるから聞かないでよと心の中で思ってしまいます。

ただどんなチャンスが転がっているかは分からないので、仕事を探していることと、どんな仕事を探しているかは友人に伝えていました。実際に、私がバイト先の同僚に話したところ、知り合いが去年の夏に観光地でで仕事してたから聞いてみてあげるねと言われたり、インスタでこの会社が募集かけているの見たよと教えてくれる事もありました。そのようにして、とにかく諦めずに、作戦を変更したりして、最終的にインターンの内定をいただくことができました。



ジャスパーを選んだ理由

ジャスパーに引っ越すことに決めた理由は、単にジャスパーの会社から一番初めに内定が出たからというのが主な理由です。前回の投稿でも触れましたが、私はジャスパー以外にも、バンフ、キャンモア、ケロウナなどバンクーバー以外のいろんな地域へ応募をしていて、特に絶対この都市へ行きたい!というこだわりがあるわけではありませんでした。ジャスパーは、昨夏のロッキー山脈ツアーでも立ち寄った場所だったので、街の雰囲気はなんとなく覚えており、面接をしてくださった人事部とマネージャーの方の人柄の良さにも惹かれたため、迷わずジャスパーへ行くことを決断しました。

実は内定を頂いた会社のホテルがジャスパー以外の他の地域にもあるため、どこの場所が良いか質問されたのですが、HRの方によるとジャスパーが一番レストランやお店が多く栄えている場所だからバンクーバーから引っ越してくるならジャスパーが良いかもねと一言アドバイスを頂いたので、それもジャスパーに行きたいと思った理由の一つでした。


まとめ

バンクーバーからの引っ越しを視野にいれた理由として、環境の変化や観光地への興味、バンクーバーでの雨やホームレスの多さの疲れでした。他都市への引っ越しと仕事探しの過程は決して簡単ではありませんでしたが、自分を信じて数多くの応募をし続けることによって乗り超えることができました。他の地域への挑戦や引っ越しを考えている人にとって、自身の経験が少しでも役に立てれば良いなと思います。



最後まで読んでくださりありがとうございます。

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