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毎年恒例、冬の終わりの

丸々一週間、寝たきり生活を送ってしまった。
先週火曜の病院に自力で行けず眠剤が底をつき、眠れなくなった。
その前から無気力状態でほとんど何もできなかったから、土曜に病院に行き眠剤を再開しても無気力は変わらない。
(病院には夫に連れて行ってもらった)

スマホを現実逃避的に見るのに疲れ果てて、何もせず横になっていた期間もあった。
その期間は芋づる式に過去の嫌な思い出が頭に湧いて出てきて、全く休めなかった。
体も緊張してしまい、腰や背中、脚などところどころが痛くなった。

過去のことが頭に浮かんだ時、「こういう出来事があったから今の自分はだめなんだ」みたいに自分を責めるフェーズはもうとうに越えてしまった。
最近は高速で嫌だったことが次から次へ、スライドショーのように流れ、振り返る間もない。
これが走馬灯というやつなのだろうか。
交感神経優位の頭ではなかなか眠ることができず、ずっと走馬灯を見続けるしかなかった。

ほとんど歩かず一週間が過ぎた。
たまに歩くと体力が失せているのがわかる。
足首がぐにゃぐにゃで、歩き方がおかしくなっている。

とてもつらく悲しい。
30代に入ったら10代、20代の頃より気持ちが楽になるという説をよく耳にしていたが、全く楽にならない。
楽どころか苦が増している。

色々とタイミングがよくなかったのかなと思う。
こっちに引っ越してきて結婚して、その半年後くらいにコロナが発生して引きこもらざるを得なくなった。
引っ越した当時は今思えばやる気に満ちていた。
あちこちにひとりで出掛けていたし、体力もあった。
その流れで何かやっていたらいつの間にかうつも良くなるんじゃないかと軽く考えていた。
コロナ禍で体力や気力がどんどん失せてしまった。
規制が緩くなった今、体力と気力は戻らない。
自分の今後に対して、諦めの気持ちが大きくなった。

こうして文章化すると現実を正面から見てしまい、胸が痛む。

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