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未来の安心を今書くこと

noteはやっぱり明るい話題を書いたほうがいいよな、と思う。
noteというSNS風味のブログで、フォローフォロワーという制度がわりと機能している中で、わざわざもらい鬱になるような記事を読みたくはないだろう。
私もそうだから。

明るい話題、明るい話題……、と頭の中をひっくり返して床を這うように探し回っても、何も浮かばない。
いや、浮かびはする。
一応浮かぶのだが、それをタネにして膨らませて書くことができない。
明るい話題に対しての表現、語彙をほとんど持っていないから。

自分がどれだけつらいか、苦しいかということについて文章化し続けて20年弱の時が経った。
苦しみを表現するための語彙はかなり身に付いたと思う。
その20年弱、楽しさや嬉しさを文章にするのを怠った。
サボっていた、逃げていた。
その結果明るい話題を書くのはかなり労力を使うことになり、また遠ざけてしまった。
苦手なものは苦手なまま。

別に苦手を克服しなくたって生きていける。
生活する上で、全ての苦手・不得意を克服する必要はないんだって大人になってわかってきた。
でも、文章は記録でもあるのだ。
あの当時何をしていたか振り返ろうとしても、苦しみしか書かれていなかったら本当にそれしかなかったのだと思ってしまう。
本当はたまに良いことがあったはずなのに。
すごくもったいないことをしているのでは……。

だから本当は、明るい話題を書いて残したい。
別にnoteに限った話ではない。
アナログの手帳でもなんでも、残すもの、のちの財産になるものに少しでも明るい話題が欲しい。
それを読み返した時にほっとしたい。
つらいことがたくさんあったけれど、たまには良いこともあったんだね、と安心したい。

未来の自分が安心するための文章を、書いていけるといいなあ。

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