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俳句の時間 2022.02.15

実家に引っ込んでから、おおむね情緒不安定に過ごしてきたが、先週はほぼほぼ片頭痛で寝込み、日曜日のzoom句会までは何とか生きねばならぬ(大げさ)と事故にあいそうな要素を生活から排除してきた。明けて昨日の月曜日はようやく自力で妹の車を運転して自分の用事を済ませてきた。無事に生きてます。

なにしろ実家を離れてからは何でも一人でやってきた。子育て、当時はイクメンなんて言葉はなく、義実家は老々介護で当てにならず。家事のほか、PTA、引っ越し、図書ボランティア、特別支援教室の支援。地盤も看板もないところで英語教室立ち上げ(コロナで閉鎖。現在オンラインのみ)。子供がある程度育ってからは塾送迎で夜まで勤務体制。とにかくずっと動いていた。体中痛かったが自分で動けて充実していた。生きていた。

それがやむにやまれぬ事情で実家に引っ込んでから、動けない。足がないってこんなにメンタルやられるのか、と思う。十何年ぶりというか、ほぼ初めての雪道で人の車を使うのが怖い。慣れない道でスリップして事故ったらどうしよう、と、近隣のスーパーにも行けない。行ったところで割引サービスも効かないので不経済。おりしもガソリン高騰。もう本当に何もできない木偶の坊になってしまい、おまけに片頭痛で寝込むとあっては、木偶の棒のほうがまだマシである。実家はありがたいが、何もできなくなった自分を直視する時間までたっぷりあって、かなり苦しい時間を過ごした一週間だった。俳句を毎日二句作るだけが私の砦だった。

気持ちが少し上向いたのは、オリンピックのカーリング女子の試合を見てから。最後の最後まで分からんから、途中で諦めるわけにいかない。

日を受けて楽園の色冬牡丹 要

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