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卒業式



先日は息子の卒業式でした。


幼稚園時代の彼と言えば。
全体で集まる場で一人堂々と死んだフリを決め、抱き起こそうにも体がぐんにゃりさせる技を駆使してびくともせず。堪らず体育館の天井を見上げたっけな。本当にタコって関節無いんだな、そりゃ捕まえるの大変だよなって思いながら。
今となっては笑い話しさ……(泣いてる)

そして小学生になり、初めての運動会で行われたかけっこ。
集団行動が苦手な息子を冷や冷やしながら見守る家族。あの子走るだろうか?そしていよいよ、よーいドン!息子が……え?走ってる?ちょっと走ってる!見て!!あの子走ってる!!
と、“走るべき瞬間に走った”息子に大喜びした。結果とかじゃなくて。幼稚園時代から考えて、息子なりの成長を感じた出来事だった。

中学年は恐らく彼にとって試練の日々だった。
まずコロナ禍で、苦手としていたマスクを付ける事が義務付けられた。感覚過敏な面もかなりありそうな息子。かといって一人だけマスクを付けない訳にもいかず、鼻マスクをすると同級生から学校に来るな等の毎日酷い事を言われ続けた。
勿論親として、自分と相手の為に大事な事なんだよ。と説得はしていたが、なんせ彼は頑ななのだ。
担任に相談するも“マスクをちゃんとしない息子が悪い”というニュアンスだった為(息子の気難しい性質は伝えていたのだが、まだ検査等はしていなかった)、「それは、マスクが苦手な息子は毎日酷い事を言われても仕方ない。マスクをきちんと出来ない子は学校に行かない方が良い。という事でしょうか?」と聞くと、少し黙ってから「それは違います」という返答があった。
先生を責めたかった訳では無い。どうしようもない状況で、現場で見ている先生としてどういった提案があるかを聞きたかったのだ。

その件は結局、私が色々な店やネットで血眼で探した“スポーツ用の通気性がものすごく良いマスク”で解決に至った。高かったけど。高かったけどね(二度目)息子の学校生活を考えると、痛くはない出費だった。
ちなみに今はマスクしなくても良い場面でもしている時がある程マスク生活に順応している。
普通の不織布マスクも出来るようになり、顔の半分を隠すある意味の便利さに気付いてしまったのかもしれない。

それに加えてその2年間は担任の方針で、日々の宿題と家庭学習や、長期休みの課題が6年間の中で群を抜いて過酷だった。
上の子の時にも味わった事がない膨大な量の課題に、親である私が白目になってアワアワしまくったのをよく覚えている。今思えば、学習障害や境界知能を抱える息子にとって過酷過ぎる2年間だった。(私も家で勉強を教える立場上、あの頃はかなりキツかったな……)

そして高学年。
膨大な課題からようやく免れる事が出来た息子(と私)は、ほんの少しのゆとりを持つ事が出来たし、客観的に物事を見てくれる担任に変わり救われた面も多々あった。
中学進学を視野に検査をし、診断が付いて学校に共有する事で配慮して貰える場面も増えたように思う。納得行かない事もあったが、週に2時間の通級の時間は確実に彼が安心出来る空間になっていた。
マイペースで変わり者の息子。
色々トラブルもあったが6年生の後半になると、ネガティブな発言も減ってすごく良い感じですよ。と先生から言われるようになった。

習い事の数はわりと多かったと思う。
6年生までに3つ、今通っているのは1つ。
ネガティブ発言が減ったのは、新たに始めた習い事と関係があるのだろうか?よく分からないけれど彼は今習い事を楽しみ、頑張っている。

とにかく良い状態で卒業をする事が出来て、本当にホッとしている。
息子にとっては試練ばかりの6年間だったはず。
中学校の制服を着てキビキビと行動出来ている姿を見て感無量。彼は彼なりの、相当な成長を遂げている事が実感出来た。
卒業生で歌う王道のお別れソングを聴きながら、やっぱり涙が溢れてしまった。何故か右目だけから。左目どうした。


息子よ、卒業おめでとう。
本当にお疲れさまでした。よく頑張った。


これからはもっと過酷な試練が待っている事でしょう。
中学校の勉強はもう教えれないかもしれないけれど、親として支える準備は出来ていますよ。
出来ない事は出来ない。算数は潔く諦めて他の得意な分野を引き続き頑張ろう!(おい。笑)


卒業祝いは本人リクエストの焼肉だ!
塩キャベツちょっと固かったから焼いた!美味い!笑


幼少期の子ども達。
桜と危険な乗り物(結構怖い)の構成がお気に入り。
いいぞ、二人ともすごく成長してるぞ。


さて。
今日は良いお天気なので久しぶりに散歩に行くとしますか!

それでは今日もお読み下さり、ありがとうございました(^^)


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