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海外文学を原文で読むと、非常に面倒な事になる人。


おはようございます。


海外文学を原文で読む事が大事です!読みましょう!!
と、試験前にも関わらず常に強く強くお勧めされている私。

韓国語の先生は日本の本を沢山読み込んだのとバイトをした事で日本語がかなり上達したと言うのだが、私にはなかなかハードルが高く感じるのだ。
まず、基本的に小説をそんなに読む事が無い。
知人がお勧めの本を貸してくれた時や、知人が執筆した小説はとりあえず読むけれど。
今現在は特に、日々のやることリストの多さにクタクタで夜は寝るだけ。夜九時にはお布団に入ってスマホだらだら見ながら寝たいのだ。そう、唯一のだらだら時間を過ごしたいのだ!

といいつつ、最近はめっきり布団に入ってスマホを見るか……という所で朝になっている。真っ暗なスマホの画面を解除すると、Yahooのトップ画面だったりする。え、これ何かとりあえずニュースでもヤフりますかって段階(初期中の初期)で寝てない?
といった感じでもはや本を読むどころの騒ぎではない。何かゆとり無い人みたい。えー何か嫌だな。


そんな私。実は韓国語を習い始めて一年か二年経った頃に、先生から韓国の絵本を借りて翻訳した事が何度かある。
絵本だからきっと文字少ないしまぁまぁ簡単でしょ〜なんて思った私、大間違い!
絵本の難しさよ。幼児向けであるために語尾のバリエーションが「〜ですね」「〜だったよね」「〜でしょう!」などなど、所謂基本系の「〜です(日本語で言う→イムニダ)」ではなかったのだ。
입니다と〜요(どちらも「〜です」)しか習っていなかったので、もう初っ端からちんぷんかんぷんぶりを発揮する事になった。

しかも私が何となく選んだ絵本が意外と文章多めで、登場人物が強烈でセリフも結構「え?本当にこの翻訳で合ってる?おじさん怖すぎない?」といった感じだったので、一筋縄では行かない絵本を選んでしまったと後から気付く。そして途中何度も“絵本の翻訳の難しさ”に絶望する事になるのだった。

初めての翻訳記念に、パソコンに打ち込んで一冊にまとめてみた。自分なりによく頑張った。


一文字一文字意味調べをして、絵本としての表現でうんうん悩み、長い時間をかけてようやく完成した初めての翻訳。
「ロザと眠りの粉」というタイトルだと思うのだが、これはそのまま翻訳通りで合っているだろうか。

ロザも口達者だし、何よりおじさんが幼児に対して口調がなかなかに怖いのだ……!
途中で何か、これは普通の絵本じゃねぇなと楽しくなっちゃって、より一層おじさんのキャラが立つような意訳も混ぜながらの翻訳になった。いいの。これ自分しか読まないし。

そしてこの完成品を先生に提出した。意訳し過ぎたかしらと内心びくびくしたけれど、先生は喜んでくれた。そして職場の同僚達にもお見せしたが、月おじさんの怖さに笑ってくれた。

これが初めて全部翻訳した唯一の本になった。
それからと言うものの、先生が貸してくれたり韓国で買ってきてくれた小説は一応読もうと頑張っているのだが

韓国の国民的な物語らしい
「ソナギ(夕立)」


自分、わからない単語とか出てくると一つ一つ調べて習得したい欲が出てきて、全っっ然ページが進まない。小説、文字多い。文学、少し古い言葉と難しい表現多い。
このペースで行くと読み終わる(翻訳し終わる)のは何年後になるのだろうか。何かもう気絶しそう。

そこで思った。
海外文学を原文ままで読むと言うことは、どういう事なんだろうと。
皆さんはどういうスタイルで読み進めているのだろうか。語学堪能な方はスラスラ読めるでしょう。
私みたいな、まだ小説なんて早いわ!的な場合、どうやって読むのが正解なんだろうか。

今は翻訳アプリ等でそのページの写真を撮ると、日本語に変換してくれる極めて便利なサービスもあるし、割と精度も高い。
でもそれで簡単便利に読んだとして、残るのは何だろうか。
それならわざわざ原語の本を買わないで、日本語に翻訳された本を買えば良くない?と思ってしまう。人気のある本は大体翻訳されてるし。

やっぱり知らない単語があれば知りたいし、出来れば習得したい。
でも小説に出てくる文章は知らない単語ばかりで構成されている。

……時間なっ!!(訳:時間無い)

というジレンマに勝手に陥るわけである。

ここ数年で自発的に買った漫画以外の本と言えば、一人旅のエッセイ、食べ物に関してのエッセイ、レシピ本、韓国語ジャーナル、若干渋々な気持ちで韓国語版の星の王子様(電子書籍)、あとは……

コウケンテツさんのエッセイです
「本当はご飯を作るのが好きなのに疲れてしまった人達へ」


この本。こちらは全文韓国語。
料理関係なら読めるのでは……?と淡い期待を抱いて購入してみた。昨日届いた実物を見て「可愛い〜!」と嬉しくなった。
にゃんたろうずさんで韓国の本を注文すると、ラッピングされてたり、イラストのカードが入ってたりして楽しい。

このひと手間が嬉しい


まずは六月のハン検が終わったら途中で終わっているソナギの続きを読み進め、それが終わったらこの本に取り掛かるか……。いや、同時進行にしよっかな。

そう言えば娘の朝読書用に買った小説の「カラフル」を私も読んだが、すいすい読めて最後泣いたりした。とても良い小説だった。
ちなみに息子は物語を読む人にとても思えないので、とりあえず雑学の本とかお金の教室とか持たせている。自分で選ぶ気は無いらしい。本に興味持とうぜ、息子よ。


あら、今回も長くなってしまった……(焦)
今日はこれから重要な用事があるので、この辺で。

それでは良い一日を!


※これ著作権侵害になりますよ、という部分がもしありましたら是非ご一報ください……!

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