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【記録#2】 The Little Mermaid

The Little Mermaid

今日の記録はThe Little Mermaid。この前映画館に実際見に行ってきました。(留学中の人ほぼ全員見に行ってる説)初の海外映画館!色々仕様が違って面白かったです。

キャラメルポップコーン!味はさることながら、破格の値段。映画のチケットとほぼ変わらへんくらい高かったです。

個人的に一番感動したのが、座席。リクライニング式になっていて、好きな角度に座席を調節できる感じの席でした。ほぼ寝転がってる感じで見れるのが新鮮で。(わたしの実家が田舎すぎてちゃっちい映画館しかなかっただけで、そういう座席は日本でも普通なんかなもしかして、とこれを書きながら思ってます)しかしなんといっても座席がふかふか!日本でわたしがいっていた映画館もまあそれなりにふかふかやったと思うんですけど、この映画館はほんまになんか高級なソファみたいな感じでした。(当社比)

このままやと映画館のレビューになっちゃうのでそろそろ本題に。

映画を見た感想は、シンプルに面白かった。良くも悪くも。ディズニーの実写は美女と野獣もアラジンも映画館で見たんですけど、個人的にはその二つの方が今回見たマーメイドよりも迫力あったし、見た後の満足度は高かった気がするなあ、完全に個人の意見ですが。美女と野獣に至っては何回見たっけ?ってくらい繰り返し見たんですけど、今回のマーメイドは一回で満足かな〜という感じでした。面白かったし満足したけどね!

今回はなんといっても黒人の方が主演を務めるということで話題になりましたよね。わたし的には、その情報が公開されたときには少しだけ否定派の人間でした。「なんでわざわざ原作から変えた?」とか、この「わざわざ」がミソで、わざわざそうした感じ、ダイバーシティに配慮しましたみたいな感じが滲み出ているのが個人的に見てとれたというのが、わたしが否定的になってしまった大きな理由です。

今回は現地の友だちと一緒に見に行ったのですが、見る前にもちろんそのポイントに関しての議論になりました。今回の実写は否定的な意見も多いよね、という友だちの何気ない一言から始まりました。わたしは正直に、上で書いたようなわたしが感じたことをサラッと口にしたのですが、友だちはわたしとは逆の意見だったみたいで、「彼女(マーメイド役の方)が抜擢されたのは、彼女が主演を演じるのにふさわしいから得て当然の権利だよ」と言っていました。まあそりゃそうだよなあと思いつつ、わたしは「原作をわざわざ崩すこと」の意図がわからなかったことや、自分がアジア人ということもあり、「もしムーランをアジア人ではない人が演じることになったら複雑な気持ちになると思う」というようなことも伝えました。そこで友だちに言われたのは、「ムーランはそりゃそうだ、あれは昔の中国での話なんやから、アジアのアイデンティティを持つ人が演じないと。でもマーメイドは違う。海の中の話。もしかしたら〇〇海(どの海か忘れた!けど、黒人の方が住んでる地域に近い海)の話かもしれないし、どの海かどうか、どの人種かどうかがストーリーにあまり関係しないんだから、人種が理由で実写に黒人が起用されることが批判されるなんて間違ってる」というものでした。

これはわたしの中で結構納得な意見でした。多分この友だちの発言についても色々批判はあるのかもやけど、わたし的には「アリエルに黒人の方を起用すること」に対するスタンスを変えるような意見でした。

確かに別にアリエルが原作とは違う色の肌を持っていようが、違う色の髪であろうが、わたしは全く違和感なく映画に集中できました。なんならむしろ、映画を見た後に「そういえばアリエル役の人髪の毛赤色じゃなかったな〜」とふと思うくらいのレベルで、自分が演者の方の容姿を特に気に留めてなかったと感じました。それくらいストーリー楽しめたし、グラフィックも綺麗だった!

原作に忠実に!っていう意見もあると思うし、理解はできるんやけど、というかわたしも同じ意見持ってた。けど、そうすると黒人の人はほぼほぼ「ディズニープリンセスを演じる」っていう夢が、白人の人に比べて現実的じゃなくなっちゃうと思ったのよね。黒人の人だけじゃなく、「白人以外の人」っていった方が正しいか。歴代プリンセス、プリンスはやっぱり白い肌を持ってて、西洋の美の基準で描かれてるから、原作に忠実になろうとするとそういう白人の人しかディズニーに出れないっていうことに自然となっちゃう気がする。(実写になるのってそういう西洋の美の基準が顕著な昔のプリンセス映画が多いからね)それはなんか違うよな〜、原作に忠実になるために不必要な差別が生まれるくらいなら、そこまで原作に忠実じゃなくても良いかもと今回の映画を通して思いました。ムーランみたいに、ストーリーにそこまで関係ないなら原作と容姿は違っても実力があるなら選ばれるべきなんじゃないかと。

でも正直一つ疑問やったのが、プリンスの両親はそれぞれ黒人の方と白人の方やって、でもプリンスは結構ザ白人って感じの容姿やったこと。ほんまに単純な疑問として、白人の方と黒人の方のお子さんはあんなまんま白人よりの感じの人が生まれるのかな?と少し疑問に感じてしまった(笑)この辺はわたしの勉強が必要だ。

そんな感じで今回の記事は終わりにしようと思います。結局キャスティングメインの記事になっちゃったけど、まあリトルマーメイドのストーリーは見る前からなんとなく知ってたし、そんなここで書くほどのものじゃないかなと。なんか細かい小道具とか、実写ならではの演出があったんかな?考察サイト巡りをこの後しようと思います。

*余談なんですけど、人種の話に関連して。昨日歯磨いてたら、わたしの後ろを通りかかった人に「ニーハオ」って声かけられました。(笑)そんな中国人が多い場所でもないんですけど、よほどわたしが中国人顔だったのか、どこ出身?とかのあるあるなくだりもなくいきなり中国語で話しかけられて衝撃でした(笑)咄嗟のことプラス初めての経験すぎて、Hiって答えてました。(笑)ここで「こんにちは」って日本語で答えられていたらなんとなくおもしろかったんじゃないかなと後から思いましたが、ときすでに遅しでした。。