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松阪市継松寺四萬六千日

去る8月9日(水)松阪市の名刹岡寺山継松寺さまでの四萬六千日で途中から雨の中でしたが本堂縁にてライヴさせて頂きました。
この日に参拝すると46000回参拝しただけのご利益がいただけるというありがたい日なのですが、自身も幼少期より「岡寺さん」と親しんだ古刹の仏事、雨にもかかわらず多くの方々が参拝されておりました。

継松寺さんは天平15年(743)聖武天皇の勅願による行基の創建と伝わる古刹で、当初は松阪市石津町にあったそうです。江戸時代前後に現在地に移転し、江戸中期の住職快雄は、韓天寿(本姓は青木・市内篠田山霊園清光寺区域に墓があります)による法帖の模刻に協力して、天寿と親交のあった池大雅が伊勢来遊の折には、同寺へ逗留し書画を残した(前回出演の2018年には池大雅の特別公開がありました)。江戸後期には、天寿の足跡を訪ねた貫名海屋が一時滞在している等文人墨客ゆかりの寺で

銅製香炉(松阪市指定文化財)

境内には松阪市指定文化財の書院・鐘楼のほか同じく市指定文化財の銅灯篭や銅製香炉が残されております。
本年は7年ぶりに江戸時代の鬼才曾我蕭白の「雪山童子図」の特別公開もありました。残念ながら写真撮影は禁止でしたが、極彩色の大画面で感動しました。そのほか書院には三條実美の「継松精舎」の墨蹟や中村左洲の板絵も飾られ、名刹ならではの寺宝を拝観できました。

老伴で有名な名老舗菓子舗柳家奉善の女将さんと。

天気だけは仕方ないと思いつつ….生憎の雨の中でしたが、この様な素晴らしいご縁頂きました事柳家奉善岡さまご夫妻をはじめ皆様に心から感謝しております。

例年特別公開が行われる書院(松阪市指定文化財)

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