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私がビジネス書より小説を多く読む理由

こんにちは!アクセスいただきありがとうございます!

ここ3年ぐらい、読書が好きでよく本を読みます。
年間何冊かは、、、答えられません( ゚Д゚)
読んだ本の数なんて数えてられないし、読みたいときとそうでないときの気持ちの差が激しいから。結構、気分にムラがあるからね(*'▽')

この3年間本を読み続けてきて、ようやく自分はビジネス書よりも小説がすきなんだと気づいたのでその理由を話していきます。

小説は正解のない問いを投げかけてくれる

ビジネス書は、著者が事実やデータをもとにすごくロジカルに説明していることが多いよね。例えば下記のような感じ。

“相手とのコミュニケーションの齟齬を防ぐためには、お互いが欲しい情報が何かを明確にしておくべき”
“ロジカルシンキングの練習のためには、2×2マトリックス図を使って論点を整理すべき”
“ブログで読者の心をつかむには、タイトルに読者が共感できるフレーズを挿入すべき”
“無農薬での野菜の栽培は、土壌や野菜の持つ魅力を最大限に引き出すためで、決して環境保護を目的としているわけではない。だから有機野菜の価値は正しく理解するべき”

こんな風に分かりやすくて、学んだその日から実行できる。
しかもその本の著者の年単位での学びや経験を、たった2,000円前後で網羅的に説明してくれているのはとってもありがたい。

だから私も何冊か読んだ。

ただ、ビジネス書を何冊か読んで気づいたことがあるの。

・学んでも実行に移さないと状況は変わらないということ。
・たとえ素晴らしい教えでも、心が動かないと実行に移せないということ。
・最初から正解を示されているので、自分のアタマで考えることを放棄してしまうこと。
・自分の中に問いを持つ習慣が身につかないこと。(私はね)
・タイトルと内容が一致していて、偶然の出会いには巡り合いにくいこと。

私にとっては、ビジネス書は多読するより、自分が行動に移せる分だけでいいのかなと思った。

一方で小説は、上に書いたようなビジネス書を読むことでは得られないような学びがあると思っている。

・心の緊張がほぐれ、心の奥にしまい込んでいた感情が湧き上がってくる。
・心の奥底の言語化できていなかった感情の表現方法を教えてくれる。
・物語の中で正解のない問いを投げかけられる。
・タイトルから内容が想像できず、自分が意図的に選ばないようなジャンルの物語に出会うことができる。
・自分の周りにはいない人生観を持った登場人物の気持ちや葛藤に共感する面白さが感じられる。
・創り上げられた究極の状況(地球に隕石が落下するなど)を疑似体験させてくれる。
・同じ物語でも主人公とは別の登場人物に想いを馳せることが楽しい(マイブーム)

私は、人の言うことは何でも聞いてしまう、律儀で悪い意味でくそ真面目(?)な人間だったので、小説を読むことで自分の凝り固まった思考を打ち砕かれる瞬間が大好きになった。

人は何に喜びを感じ、悲しみを感じ、何を守りたくて怒るのだろう。ということを、最近よく考えるようになった。

考えることと同じぐらい、ただ心と身体で感じることが大切なんだと思い出させてくれた。

こうやって、コツコツと自分の心と向き合うきっかけを与えてくれたのが小説だった。

読んでくれてありがとうございました!


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