見出し画像

be yourself, 自分らしくあれ、ってなんやねん

「be yourself、自分らしくあれ」あるいは、ほぼ同義だと思われる「ありのままに」って同調圧力が強い社会の中で自己肯定の「呪文」として流行っている言葉だが、どうも自分にはなじまないので、どうしてなじまないのかをちょっと考えてみました。

自分らしくあれ →

らしくってなんやねん →

自分であれということか、ならば →

自分ってなんやねん →

自分ってそんなに確固たる存在、概念なのか →

去年と今年、昨日と今日、朝と夜の自分は違う →

時間以外に相手によって変わる自分がいる →

いったいどの自分らしくあればいいのか、といつも迷う自分がいる。。

トップの写真は今とは違う昔の自分なんだけど。。

なので be yourself とかいう言葉を真に受けない方がいいと思うな。自分とは常に変化する存在、自分とは常に揺らいでいる存在だと感じるから。

ありのままであれ →

ありのままってなんやねん →

変化し揺らぐ自分の何がありのままなのか →

ならば、常に変化し揺らぎなさい。ということになる、それが自分のありのまま。

と、ツイッターでつぶやいたら、次のツイートが知人から来た。

「自分とは螺旋階段のようになっているのではないかと。変わっているようで、同じようで、違う次元。自分らしく(あなたらしく)って、殻に閉じ込める呪文のようであまり好きじゃないなと思います。気持ちよく揺らげる人になりたいです」

いいね。と思った。

自分で考える自分の殻に閉じ込める呪文が「be yourself」

自分の殻を破る、闘う意志や、挑戦する意志を削ぐ呪文かな。

don't be yourself 


一番のサポートは映画館で映画を観てくださることです。 アップリンク渋谷・吉祥寺をよろしく。