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【ストレスフルな人へ】我慢をやめる練習

我慢禁物

今回はVoicyさんのハッシュタグテーマ『自分の機嫌のとり方』についてお話をします。

機嫌に左右されるのが人間ですよね。

だから、こういうハッシュタグテーマが登場しているんだと思いますが、皆さんの機嫌のアップダウンにはどれくらい幅がありますか?

私は、以前はジェットコースターのように激しい人間だったのですが、ここ数年でさざ波くらいになってきました。

もともと気性の激しい人物という自覚はあるのですが、その中でも怒りの感情が凄まじかったんですよ。

それ以外の感情はほぼ無かったのですが。

というのも、高校生のときから、自分の感情の蓋をする習慣ができてしまったからです。

何があったのかを話すと話が長くなってしまうので、それはまたの機会にしたいと思います。

そうして、感情を封印する術を高校生のときに覚えて、そして無感情になっていって、怒り以外は何もなかったんですよ。

寂しいとか悲しいとか、美味しいとかまずいとか。

あと、楽しいや嬉しいも。

出来事としては楽しいこと、嬉しいことであるとわかるのですが、感情も躍動するというのがなくなったんです。

中学生の頃までの楽しいや嬉しいを知っていますから、その感覚は覚えているし、わかるんですよ。

だからこそ、高校生になってからは以前のような感情がないので、かつての感情のレベルを100としたら、10くらい。

人には、嬉しかった、楽しかったと言いますが、細胞レベルでそれを味わっているかというとそうではない。

というわけで、感情に蓋をすると、感情に振り回されなくて済むので楽なのですが、それは非常に不健康なので、30代後半になって感情を取り戻す訓練を始めました。

でも、喜怒哀楽の喜と楽は感じて、怒りや悲しみなどのネガティブな感情は感じないなんて都合のいいことはできません。

世の中はポジティブが1番という考え方になっていますから、ネガティブな話は駄目、ネガティブを感じては駄目、そんなふうに捉えられがちですが、喜怒哀楽はどれも平等ですからね。

皆さんの中にも、世の中のポジティブ信仰に悩まされて、人に内心を言えなくて傷ついている人がたくさんいると思うんですよ。

「あの人はネガティブな話ばかりするから嫌だよね。」という話を周りがしていたら、「だよね。」と言って話を合わせて、ネガティブな話をしてはいけない。

じゃあ、その感情をどこで出すの?

彼氏、彼女、自分のパートナーにぶちまけて、そして関係が悪くなる。

それもつらいじゃないですか。

SNSでネガティブなことを出しちゃいけない、ポジティブなことだけというのも、私は病的じゃないかなと思います。

いいじゃん、自然体で。

ということで、自分の機嫌のとり方についてお話していきたいと思います。

人間には感情があるので、機嫌が左右されるのは当たり前です。

だから、安心してください。

自分だけじゃない。

みんな隠しているだけ、表に出さないだけです。

出しちゃいけないみたいな風潮だけど、出していいんです。

出さないと病的だから。

あなたの心と身体を蝕む〝我慢〟体質

もう少しだけ自分の話をさせていただきます。

高校生で失った感情を取り戻そうと決めたところ、ポジティブなことも感じることもあれば、ネガティブなことを感じることもありました。

でも、ネガティブな方に人はすぐに反応しますよね。

だって、肩こりがない状態なら意識できませんが、肩こりがある状態だと、気になって整体に行ったり鍼に行ったりするじゃないですか。

だから、みんなネガティブがあるからこそ、行動するし成長するんですよ。

その例として、ネガティブなことを盛大に感じ始めた私は、その流れで離婚を経験しました。

それはもう凄まじい、今までに味わったことがない、人生史上最低最悪の感情に振り乱されました。

今までも怒りをすごく感じていたのですが、その怒りというのは二次感情と言われています。

怒りというのは、最初は感情ではないんですね。

怒りは何かの感情が転じて生まれるんですよ。

だから、今まで何かの感情にふたをしていた私は何も感じなかったのですが、それが転じて生まれた二次感情の怒りなどを感じたんですね。

私が今まで感じることができなかった、悲しい、つらい、寂しい、しんどい、人を非難する、人を卑下する、恥だと思う、後悔するなど、様々な感情を味わいましたよ。

でも、そのおかげで自分の内面と向き合いましたし、心理学系の深い学びをしました。

そして、離婚騒動がありながら、以前とは全く質の違う感情の幅になりました。

平和というか、さざ波みたいな状態になってきて、あれだけ怒りに苛まれていたのですが、感情に振り回されなくなっています。

とはいえ、仙人のようにはなっていないですよ。

ちゃんと喜怒哀楽を感じている自分と、本来の自分を切り離して俯瞰できるようになってきたという感じですかね。

だから、人間らしく嫌な感情、ネガティブな感情もしっかり出ますよ。

でも、出たところで、自分の身体や意識と切り離して、第三者的に捉えることができるんです。

だから、平和を保てているという感じです。

瞬間湯沸かし器のように、一気にカッとなって物を投げつけて、その一瞬で怒りが消えるみたいな、そんな激しいことも相変わらず繰り広げてはおりますが。

では、どうやって機嫌を取っていくか。

ひとつは、我慢しないということです。

我慢は禁物。

これが一番良くないです。

日本人にとって我慢は美徳だから、みんなすごく我慢しているんですよね。

言うのを我慢する、〇〇してはならない、〇〇でなくてはならない、と自分に制限をどんどんかけていきます。

その抑圧した自分に制限をかければかけるほど、どこかで爆発するんですよ。

爆発できるんだったらまだ健全なのですが、昔の私みたいに爆発もさせず、どんどん怒りという蓋をする。

圧力鍋の蓋が怒りの役割で、鍋の中には悲しいとかつらいとか、蔑むとか、罪悪感とか傷心とかが溜まっているんですね。

そこに蓋をして鍵までかけたら、もう出てこられなくなってしまいます。

そこまでいったら不健康の極み。

うつ病などのメンタルの病気にもなりかねない。

そして、心の病気として現れる人もいれば、身体の病気になってしまう人もいます。

ガンは特に心の病気の現れです。

そういった深い話はプレミアムチャンネルで繰り広げておりますので、興味のある方はそちらを聴いてみてください。

というわけで、我慢は心にも身体にも良くないから絶対にしてはダメ。

大人だからと言い訳してくる人もいますが、その話は一旦置いておいて、我慢をしない練習をした方がいいと思います。

これまでの放送でも言っていますが、みんな世の中の受け売りで塗り固められていて、自分の思考が完全に止まっています。

ああしなきゃいけない、こうしなきゃいけないない、ナイトブラをつけなきゃいけない、足がむくんでいてはダメ、胸が大きくないとダメ、顔が小さくないとダメ、足が細くないとダメ。

そうやってがんじがらめになっているじゃないですか。

そのせいで、いろいろな制限がかかっていると思うんですよ。

それを、1つひとつ解体して、自分は本当はどうしたいのかを心に素直に聞いていきます。

簡単なところから言うと、まずは食べ物。

嗜好品は我慢する対象のものであることが多いじゃないですか。

お酒とかジャンクフードとか、暴飲暴食。

私のTikTokないし、インスタのリール動画で、我慢は禁物という内容のショート動画をご紹介したときに、例として「私はポテトチップスが大好きなんです。だから、ポテチを食べたいと思ったら、構わず食べます。

その代わりに、オーガニック野菜を食べたり、無農薬のお米を使ったりして帳尻をつけています。

このときに、ポテチを食べたいと思ったのに、身体に悪いから我慢したり、さつまいもチップスで代替したりしてしまうと、物足りなくって他の物を食べ過ぎてしまったり、最終的にポテトチップスを食べてしまったりする。

そうなると食べすぎになって、悪のスパイラルに迷い込んでしまうので、これが食べたい!という物が明確だったら、それは我慢してはいけない。

その方が健全だ。」ということを述べました。

だから、皆さんもこのようにしてみてください。

自分の好きなものを我慢していませんか?

そして、世間の受け売りで、身体に悪いからとかダメだと言って、代替品で自分を誤魔化そうとしていませんか?

でも、そのひずみがどこかに出て、実は無駄に散財していたり、食べ過ぎていたり、ストレスが溜まっていたりしませんか?

よくよく見直してみてください。

あと、ショート動画についたコメントで、この方は制限まみれの中で生きていらっしゃるんだろうと思ったのは、「何、この人。ポテチを食べるのは悪いに決まっているじゃん。

健康を提案する整体師のくせに、悪いものを提案しているじゃん。」みたいな内容のコメントでした。

それを見て、この動画の意味が本当に伝わっていないなと感じました。

私が伝えきれていないというのも、もちろん悪いのですが、他の人のコメントでは「すごく腑に落ちます。」というのもいただいていたので、大体の方には伝わっていると思うんですよ。

でも、そんな中、ポテチを食べたという一部分を切り取って受け取ってしまう方がいる。

しかも、そこに対して反応してくる。

自分に制限をかけて、身体に悪いものは食べてはいけない、オーガニックでなきゃいけないという、健康信者であるがゆえに心の不健康患者になっているんだろうなと感じたわけです。

これは心が不自由ですよね。

そういう人は、身体もどんどん不自由になっていて、肩が上がらないとか、身体の柔軟性がないとか、そういう変化が起きていると思いますよ。

だって、心と身体はリンクするから。

神経質な人は常に心配しているし、その根底には動揺が隠されているんです。

いつも動揺している。

それで、神経質にいろいろなことに反応してしまうんですね。

それって生きづらいんだろうなと思います。

そういう人には、症状に合った病名がついていますが、要は我慢の制限の積み重ねで出来上がったものだと思うんですよ。

だから、私は何をそんなに制限しているのか、何で自分に我慢を強いてきたのか、そういったことを1つずつ考えて、我慢の鎖を外していく練習をすることが大事だと思います。

機嫌のとり方でいうと、リラックスのためにカフェに行きましょうとか、好きな音楽を聴きましょうとか、たくさん睡眠をとりましょうとか、好きな洋服を着まましょうとか、心のワクワクに従いましょうとか、恋をしましょうとか、美味しいもの食べましょうとか、運動しましょうとか、どれもいいと思いますよ。

他にも手法があると思います。

だけど、根底が我慢や制限、抑圧がベースになっていると、機嫌をとろうとしても一過性に過ぎません。

結局自分の感情に振り回されるし、影響を受ける。

心の底からにこやかになれない。

ストレスフルな状態から逃れられないと思うんですね。

だから、もっと話したいことはありますが、まずは我慢や制限、抑圧をなくす。

そのために自分の心に聞いていく。

そのためには聞く練習をしないといけませんから、はじめの一歩として飲食は非常にわかりやすいかと思い、私のポテトチップスを例に挙げてみました。

私もポテトチップスをやめようとした時期もあるんだよ。

特に、今年の年始。

ポテトチップスをやめるというのを、2023年の目標のうちの1つに入れたんですよ。

だから、やめてみたのですが、どうしても食べたいんですよね。

特に施術をした後に食べたくなる。

通常放送では言わない話が混じりますが、とあるスピリチュアルヒーラーの方とその話をしたところ、「麗華さんは施術のエネルギーとして、脂肪分を使うんですね。

だから、それを手っ取り早く補えるのがポテトチップスなんですね。

なぜなら、油分が多いものとして、動物性の肉を食べるとなると重いし手軽じゃない。

でも、ポテトチップスは計量が軽いのに油分をどんどん補えるから、油分の補給に最適なんでしょうね。」と言われました。

確かに、セブ島に行っている2ヶ月間は施術をしていなかったので、食べたいと思わなかったんですよ。

日本にいると、基本毎日施術をしているので常に食べているのですが、セブ島に行っているときは食べたくなかったから食べなかった。

日本でも、施術がないときは本当に食べないんですよね。

とはいえね、身体に悪いということはわかりますよ。

私が食べているポテトチップスは、マウイチップスののり塩味で、これ以外のポテトチップスでは全然満足いかない。

堅あげポテトとかも好きですよ。

だけど、それじゃダメなんですよね。

カルビーや湖池屋のポテトチップスも好きですよ。

でも、マウイチップスの容量が大事。

コンビニに売っているポテトチップスは量が少ないじゃないですか。

その1袋だと全然足りない。

マウイチップスは大容量なので疑われるかもしれませんが、本当に毎日食べているんですよ。

でも、食べているときは幸せという感覚が全身の細胞から湧いてきます。

私の著書『水毒を溜めない人は美しい』にもこのエピソードを書いたのですが、細胞がスタンディングオベーションで喜んでいるときは、身体が不健康に傾きません。

むしろ気血水の循環もいいですから、内臓もよく働きます。

これは、一口一口、ちゃんと確認しながら食べることが肝心です。

というのも、美味しいと感じているのは一時的で、それをずっと続けていると満足する瞬間が来るんですよ。

それをね、確認しながら食べて欲しいんです。

こちらに本のリンクを貼っておきますので、ぜひご一読ください。

▼『水毒を溜めない人は美しい』はこちら

おっぱい番長が目立ちすぎて、全然広まっていないのですが、この本は実は美容業界で非常に定評がありまして、様々な編集者さんやライターさんに、「おっぱい番長の本もいいけど、水毒の本も好きなのよ。」と言われました。

我慢禁物という内容も書かれていますので、読んでいただけたら嬉しいです。

私も、ポテトチップスを食べるときはちゃんと確認しながら食べていて、マウイチップスの3分の2ぐらいを食べると、その瞬間が訪れるので、そこで潔く止めています。

それを超えて食べると、胃もたれや不快感が来るんですよね。

だから、そうなる前に止めて、身体も心も至福で満たしています。

これを参考に、皆様も嗜好品と向き合ってみてください。

我慢をせずに、思う存分食べてください。

そこに罪悪感は禁物です。

好きなら好きだと感じる瞬間、その感覚を味わってください。

しつこいですが、お酒もそうですよね。

最初の1杯は美味しいじゃないですか。

お酒好きな人は飲みすぎてしまうから二日酔いになったり、身体がむくんだりしますが、美味しい!染み渡る!の段階なら大丈夫です。

許容量は人それぞれですから、人とは比べず、自分の細胞に聞いてください。

というわけで、制限や抑圧の解放のために、練習として嗜好品に向き合ってみてください。

そして、そこから幅を広げていくんです。

私は昔から我慢をしないことを課しているので、我慢放棄歴が長いです。

だから、自分を制限する我慢の種類に敏感なんでしょうね。

離婚も最たる例だと思います。

人の話を聞いていると、子供がまだ小さくてお金もかかるから、先のことを考えると不安で離婚ができない、と言われることが多いです。

でも、心では本当に嫌で離婚したいと思っているんです。

私は、それなら別れたらいいじゃんと思います。

だって、別れたいと思っている配偶者と一緒にいなきゃいけないと、日々ストレスがかかるじゃないですか。

そのストレスの方が、あなたをダメにしてしまうと思います。

身体も心も疲弊すると思う。

そんな我慢、抑圧、制限を抱えたままだと、いい音楽を聴こうが、いい食べ物を食べようが、機嫌なんかとれないですよ。

一瞬ですよ。

もちろん、離婚以外の選択肢がないなら早々に離婚すればいいのですが、選択肢が3つあるうちに離婚してしまうと、後で後悔すると思うので、1択になるまで研ぎ澄ましていくべきではあります。

もし、離婚以外の選択肢があるなら、私だったら別居婚というプランを設けます。

それ以外にも策があるなら、それをすればいいと思います。

どれが自分にとっての我慢になるのかをよく考える。

しかも、感情は変わりますから、今日はAでも明日はBかもしれない。

それを、毎日心に聞いて確認するんですよ。

我慢ができない状態はどれかと。

いろいろな人にインタビューしてアドバイスをもらうのもいいですが、他人からすれば、あなたのことは他人ごと。

自分が経験していることしか、みんなわかりません。

だから、聞いてもいいけど、自分の心に聞かないとダメです。

他人の意見なんて広告と一緒です。

なので、日々自分に聞く必要があります。

もし、選択肢が4つあったとしたら、だんだんAは8割だな、Bは4割だな、Dはほとんどないなとなってきたら、選択肢を少なくできるじゃないですか。

そうやって徐々に選択肢を絞って、1択になったら即行動です。

そのときの選び方は、あくまでも「私にとって我慢や制限がないのはどれか」ですよ。

自分にとって経済的に担保されるのはどれかではありません。

だから選択の基軸を、我慢や制限がないものにする癖をつけてください。

この選択の基準を他者にしているから、自分の機嫌をとれなくなって苦しいんです。

麻痺して、自分の本心がどこにあるのかわからなくなって、他人どころかGoogleに聞く。

それが自分の選択肢になっているから、魂の求める答えに到達できないんですよ。

その結果、いつも迷っている。

自分が出した答えに、これで良かったのか、何が正解なのかがわからない。

もはや、検索した答えが正解だと思い込まされているかもしれないですね。

でも、自分の魂が出す選択だったら、ストレスはないはずなので、いちいち機嫌をとらなくて済むんです。

機嫌をとらなきゃいけない状態がずっと続いているということは、絶対に自分のボディ・マインド・スピリットが合致した答えになっていないということです。

だから、常にストレス状態で、機嫌をとってあげなきゃいけないと思ってしまうんです。

どうか皆さんには、我慢、抑圧、制限から自分自身を解放する術を身につけてもらいたいです。

私も100%完璧ではありません。

ある程度は、常識に合わせなきゃいけないことも抱えていますから、私だってストレスゼロではないですよ。

でも、その中でも日々意識して練習する。

だから、がんじがらめな抑圧や洗脳を受けやすい世の中でも、生きやすいレベルと感じられる日々を過ごしているのかなと思います。

もし今、生きづらいとか、ストレスにまみれているという方にとって、今日の話が少しでも参考になったら嬉しいです。

少しでも気を楽にできる、そして身も心も魂も健康になっていけますように。

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「緩和ケア」と「産後ケア」。一見対極な存在と見られがちですが、両方を経験しそれらは近い存在であり、両方の重要性を心から訴えたい。これらの在り方捉え方の啓蒙、それらにお役に立てる活動をすることが私の将来の目標です。頂いたサポートはそのために使わせて頂きます!