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「防災の日」未来文明史論2023−1


▼はじめに:

私は以前から、#未来文明史論 という小論文を書いてきた。中断はあったものの、少しずつ再開したい。

9月1日は、#防災の日 と定められている。#関東大震災から100年 
これから起きるだろう #首都直下型地震 からどのように生き残ることができるのか。

私が重要視したいのは、人間が営んできた、尊い知恵と体験から多くを学びたいことである。
あの震災から100年を経て、災害列島ニッポンの叡智がある。


▼祖母の体験記:

明治生まれの祖母は,#関東大震災 #東京大空襲 を経験した。
#焼死 がほとんどだったと聞く。

以下、祖母からお話である。震災と戦災とが混じって記憶していた。

①お昼時の大地震。当時はガスも電磁調理器もなく、七輪や竈門で料理していたから、火災になった。火の粉が竜巻になって、瞬く間に延焼が進んだ。ひどく熱いから隅田川に飛び込むと死ぬそうだ。

②周囲が火災でどんなに熱くとも防空壕の中で一晩過ごしたという。空気が熱すぎて外に出る方々が続出。祖母の家族は地面を掘っていくばくかの冷たさで我慢。翌日に防空壕を出てみると、「焼け野原」になった周囲には外に出た方々が亡くなっていたという。



▼記録文学を読む:

吉村昭『関東大震災』新装版(文春文庫、2004年)
https://amzn.asia/d/05Btykb

そのほか、著名人の記録もある。

石井正己『関東大震災 文豪たちの証言』 (中公文庫、2023年)
https://amzn.asia/d/ecbR2KI



▼最新の研究と体験を踏まえて:

#ウェーザーニュース 特番

【関東大震災100年】関東大震災の被害の特徴・メカニズム/ウェザーニュースLiVE特別番組/2023年9月1日20時〜
https://www.youtube.com/live/-6wAOS621xU?si=lz6-cqtBpKURuyVn

【関東大震災100年】首都直下地震の減災防災/ウェザーニュースLiVE特別番組/2023年9月1日22時〜
https://www.youtube.com/live/1wpEKdYSYvg?si=fESXorCCbsbQlk8r

【関東大震災100年】地震の質問にお答えします/ウェザーニュースLiVE特別番組/2023年9月1日23時〜
https://www.youtube.com/live/yomzRyyMwis?si=6nQNLLqkTViE6ihS


▼9月1日に考えたこと:

2023年現在、関東大震災から東日本大震災までの教訓をどのように活かすことができるだろうか。次のような課題を考えてみた。

①震災の予測と被害を減らす「減災」の方法
②避難場所の問題(東日本大震災でわたしの体験)
③救助される時間まで生き延びること

①について、専門家の意見と最新の科学を待ちたい。
予測は無理だろう。
東日本大震災では、高層ビルなど長周期地震動、埋め立ての地の液状化など新たな問題となっていた。減災のために何が出来るのか。

②について、都心では交通機関が麻痺。電話もつながらず帰宅困難が問題となっていた。自治体、公の機関や学校など避難所に余裕あるのかどうか。会社や自宅などで安全に留まれることが最優先されるだろう。

③について、救助まで72時間がタイムリミットときく。
火災は初期消火が大切。消化器の所有と使用。
生き延びるために、飲料水の備蓄。
福島県では乗用車移動のためガソリンと暖房のための灯油が不足。
近年、震災の追体験施設が出てきた。体験がない世代へおすすめ。

以上、私なりにまとめてきた。

9月1日だけではなく、日常からの準備が欠かせないだろう。

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