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ノルウェー保守派政権、毛皮産業を2025年までに全廃へ

14日、ノルウェー中道右派政権に自由党が加わり、3政党による新たな体制が発表された。

環境や動物福祉政策に力を注いできた自由党の影響力は、政府の新方針にも反映されていた。

ソールバルグ(保守党)首相の政権は、2025年までに毛皮産業全廃を目標とすると発表。このニュースは、大きな驚きを持ってノルウェーで報じられた。

国内には200の毛皮産業があり、400人がフルタイムで働いている。年に76万のミンクファー、24万のフォックスファーが生産され、全ては国外へと輸出される。年間の売り上げは35~50億ノルウェークローネに及ぶ(国営放送局NRK)。

(写真:昨年の国会前デモ)

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