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人気ブロガーやSNSインフルエンサー、ノルウェーでは活動しにくい?

ブログ、インスタグラム、YouTube、Snapchat、ポッドキャストなどで10~20代の若者から大きな支持を受ける「インフルエンサー」たち。

ノルウェーでのインフルエンサーは、日本ではあまりみないような、厳しい批判を受けるようだ。

Photo&Text: Asaki Abumi

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4日、高級ホテル「グランド・ホテル」で、Vixen Influencer Awardsというインフルエンサーの活動を称える授与式が開催された。

ビジネス、ファッション、トレーニングと健康、ライフスタイル、インテリア、グルメなど、前年に最も功績を残した人が13部門で表彰される。

前回の記事でも触れたが、ノルウェーでは若者への影響力が大きすぎるインフルエンサーたちは、「若者のメンタルヘルスに悪影響を与える」として、伝統的な既存メディアなどに批判的に報道される傾向がある。

「インフルエンサーは若者にとって悪影響か、ただの産業界の金のなる木か ノルウェーで論争」

「広告」の表示義務ばかりが注目される

(写真:別名「サッカー選手の奥様」で有名な初代ブログ女王)

コスメやファッションなどの外見を磨くことに重みを置いたブログ、いわゆるバービーのような世界観を出しているブログは、「ピンクブログ」と呼ばれる。

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