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食材の五味とは?

食材の『五味』とは「酸」「苦」「甘」「辛」「鹹(かん)」の5つの味のことです。それぞれに身体に働きかける働きがあります。

①酸味   

主な働き・・・収斂作用、固摂作用など 汗がダラダラして止まらない時に引き締める効果があります。また不正出血にも効きます。

食材例・・・梅、桃、レモン、銀杏、トマトなど


②苦味

主な働き・・・清熱作用、燥湿作用、解毒作用など 体の熱を冷ましたり、便を下して出すなどがあります。便秘の人に効果があります。

食材例・・・苦瓜、緑茶、どくだみ、セロリ、うど、菊花など

食後に緑茶を飲むことが多いと思いますが、それは消化を促して余分な老廃物を溜めないようにするためと言われています。また目の充血には菊花茶が効きます。


③甘味

主な働き・・・補益作用、緩和作用など 滋養強壮や気血を補って胃腸の緊張を和らげる作用があります。

食材例・・・穀類、豆類、芋類、かぼちゃ、とうもろこし、はちみつなど


④辛味

主な働き・・・発散作用など 発汗をうながし、気血の流れをよくします。

食材例・・・ねぎ、しょうが、にんにく、紫蘇、とうがらし、シナモン、大根など

消化不良にも良いとされています。生のすりおろした大根がその例です。


⑤鹹味(塩味)

主な働き・・・軟堅作用、瀉下作用など  硬いものを柔らかくしたり、便通をよくします。腫瘍、イボにも効果があります。

食材例・・・くらげ、かに、のり、昆布、海苔、牡蠣、いかなど

鹹味とは塩辛いミネラルの味のことで海藻類や魚介類がこれに当たります。


『五味』とは必ずその味がするとは限りません。作用から五味をあてはめたものもあります。



まとめ

梅雨の時期は、甘味を中心にとって胃腸を労りながら、清熱作用のある苦味を加えて体に熱がこもらないようにするのがいいとされています。疲れると甘いものを欲しますがはちみつやかぼちゃやくるみなど自然の物が良いです。私はスイーツ好きなので気をつけなければ、、、。お砂糖がたくさん入ったクリームやあんこは胃腸を傷つけてしまいます。でもやはり無理しない範囲でやるのが一番です。スイーツ食べるときは良く噛んでおいしくいただきましょう。あと苦味は体を冷やす作用があるものが多いので冷え性の方はとりすぎに気をつけましょう。人や季節、土地に合わせて、無理なく摂り入れたいものです!!






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