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2020年が私にくれたギフト。半径5メートルにいるひとたちと喜怒哀楽豊かに、幸せに生きていくんだと思えること。

数年前の年末の投稿に
「きっと忘れられない年になる」て書いてあったけど
そんなに思い出深い何があったんだか忘れている件。
もうちょっと詳しく書いとかなあかんわ。。笑

というわけで、今年まだあと40時間くらいあるけど
ちょっと詳しめに書き留めておくことにします。笑


2020は、自分にとっては「答え合わせ」を
しているような気持ちで過ごした年でした。


ここ数年ずっと、怖かったんです。
次の、極まりから転じるタイミングが来るときが。


物事は、極と極をいったりきたりするものだと
考えていて、ここ数年、少なくとも東京では
なにかの「極」に向かっている感覚がありました。

先の第一次・第二次世界大戦は
私は、ひとつの「極」だったように思っていて
あんな大規模な、戦争という形でしか、もはや
転じることがかなわないほど、鬱積したものが
世界中に充満していたのかもしれないと。

最近の、東京の異様な高揚感というか
ハイなムードに触れるたび
なにかの極まりにまた向かっているような気がして
しかも、転じるタイミングはそう遠くない気がして
ここまでマグマのように溜まったエネルギーが
弾けるとは、一体どのようなことだろうか?
また、あの大戦のようなことなんだろうか?と
とても不安でした。

また、環境に関するテーマでは
経済活動の縮小の必要が謳われてきたけど
ここまで膨れ上がったものが一体どうやって
縮小に転じるというんだろう?と考えると
強制的な破壊、以外のアイデアがわからない。

その2つの観点から
近いうちに起こるに違いない「極」からの転換は
大きな戦争なのではないか?という考えがあって
それが、怖くてたまらなかったんです



年が明けて、感染症の足音が聞こえてきて
経済活動が縮小し、東京の街から人が消えたとき
私はどこかで「あぁ、こういうことだったのか」
と、長年の不安の「答え合わせ」をしたような
腑に落ちた感覚があったんです。

もちろん、苦境に立つ人たちのことを思うと
諸手を上げて喜ぶ気持ちにはなれないし
今の状況が「最善」と思ってるわけじゃない。

でも、なんせもともとの予測が「戦争」だったので
誰も敵にならない、殺戮が正当化されない、
それどころか世界中で協力しなきゃ乗り切れない、
戦争とはまったく質的に異なるその在りように
「こんな形の転換があり得たのか…」と
神様の采配に、感動すら覚える気持ちでした。


戦争になってしまったら、私には為すすべがない。
でも今の状況なら、寄付やクラウドファンディングで
ほんのわずかでも、自分にもできることがある。

国々が敵対していれば、どうしようもない。
でも今の状況なら、キューバのように医療派遣や
インターネットを経由した交流や情報交換ができる。

苦しい人たち、つらい現実があるには違いなく
楽観視しているわけではないけれど
起こったのは戦争だったかもしれない、とおもうと
遥かに、遥かに、希望のある状況だと感じるのです。


もしかしたら、ただ時間を稼げただけかもしれない。
実はまだ転換しておらず、極に留まっているままで
もはや首の皮一枚しか繋がってないのかもしれない。
だからこそ、このタイミングで
どのようにこの極を乗り切るのか、と同時に
乗り切ったあと、どんな世界にしていきたいのか
真摯に考え、自分に問うて、動く必要があるなと
思うのです。


実は、2019年の終わり、感染症とは関係なく
2020年の2月で自分の人生は終わるかもしれないと
思っていました。
結局、年末まで無事に生きて、振り返ってみれば
終わったのは「旧来の自分」なのかもしれません。

私には、大きなことはできない。
でも、大きなことができたからといって
身近な人たちが笑っていてくれないなら
それは、私にとってはなんの意味もない。

自分の半径5メートルの社会を
豊かに、幸せにしていけることが
私にとっては、世界平和に繋がる道であり
自分にできる唯一の反戦活動だとおもうから
どんなに微力でも、それを諦めないでいたい。

消えたい、死にたいと思って生きてきた時間が
とても長くあったぶん
いま、ここで、半径5メートルにいるひとたちと
喜怒哀楽豊かに、幸せに生きていくんだと思える
自分に驚いているし
それが2020年が私にくれたギフトかもしれません。



というわけで、年末投稿でした。

数年後の私もまた、2020年の詳しいことなんか
すっかり忘れてしまっているかもしれないし
やっぱり微力で、心が折れそうになってるかも
しれないけど
半径5メートルにコミットして生きることだけは
忘れないで、諦めないでいてくれたらいいな。
願わくば、1秒でも長く笑っていられますように。
そして、できることを、ほんの少しでも、確実に。



誰にとっても、少しでも穏やかで
温かな時間が過ごせる年末年始でありますように。



#年末 #2020 #極 #転換 #半径5メートル

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