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追い風と逆風は、どちらかだけになることはできない


誰かが何か行動をする。
それによる影響のことを、他の人は「出来事」と呼びます。


誰かの起こす出来事がある人の追い風になるとき、別のある人にとっては逆風になっているものです。風は、どちらかだけになることは、できません。

追い風か逆風かを決めるのは、風自体ではないからです。
その風と出会うあなたが、どこに向かっているか。それ次第なのです。


たまたまいまその方向を向いていたから、残念だった。
ただそれだけのことなのであって、その風が追い風になった可能性は、逆風になった可能性と同じだけ、そこに存在するということ。


大事ことはきっと、その風がどっちなのか、ではなくて、そもそもそこに、風がある、ということ。そもそもあなたが、風に出会っている、ということ。


どうか、逆風を恐れないで。

それは、誰かの起こす出来事の、影響を受けられる距離にいるということなのだから。

そして同時にそれは、あなたの起こす出来事の、影響を受けられる距離に誰かがいるということでもあるのだから。


誰かと影響を与え合うことなしに、人は、前には進めないのだから。

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