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文章は乳のごとく

半農半Xの生活だと、春夏は農作業でいっぱいいっぱい、すっかり消耗する日々、文章を書く気力など微塵も残っていません。noteからは遠ざる一方。けど、時々覗くとフォロワーさんが微増してて、とうとう1000人に近くなっていました。

もちろん、相互フォローをということで、フォローしてくれてる人も多いと思うのだけど、多分、私が以前にnoteのテーマコンテストで選んでいただいたこれとか

その後に書いたこれとか、

それから、bar bossaの林さんが記事の中で紹介してくれたこれ

などをご覧になってくれたのだと思います。ありがとうございます。

それで、私の中で(よし、フォロワーさんが1000人を超えたらまた書くぞ。何がなんでも書くぞ)と、思っていたのですが、年末に1000人を超えました、それで、今年から毎日書くように心がけようと思いました。

しかし、ここで言って置くと、私が毎日続いてることは、今までの人生でひとつもありません。ひとつもです。ですから、これだって、途中で頓挫する可能性は100%です。

果たして毎日書くほどのことが自分自身にあるのか、というのに興味があるのと、書き続けるとどんな風になるのか、という、この2点に興味があります。ただ、私はひとつの色で書くことができず、上記の私の記事を読んでくれた方は、他の記事をみて「あれ?なんだか思っていたのと違う」となるかも知れません。noteで人気の記事を書いている方は、みんな自分の特色を持っていますから、私のように「男と女」「畑仕事」「嫁姑問題」「飲み屋の話」「映画レビュー」など、色んなことを記事にしているのはあまりよくない戦略でしょう。

私は、数年前までワインバーをしていましたので、毎日カウンターを挟んで沢山のお客さんとお話をしました。しかし、それをやめてしまうと、話をする人がいません。私は友だちが少なく、ひとりで土や草や虫を相手にしながらひたすら悶々としていました。

そんなこともあって、久しぶりに友だちに会うと、堰を切ったようにひたすら喋りまくります。これはよくないです。相手の話を聞かなくてはならないのに、友だちをサンドバッグ代わりにして機関銃のごとく話を浴びせてしまうのです。これ、ホントだめです。反省しました。

それなら、きちっと文章にしてあらわせばよいではないか。そう思ったわけです。

人は悩みがあると話すことで楽になったりしますよね。私はべつに悩みはないのですが、心のなかでぐつぐつ湧いて来ることを文章にすれば、そのぐつぐつも整理されて、スッキリと身の内側が晴れるんじゃないかと思っています。私の内側がスッキリすれば、またそこから何かが生まれて出て来るんじゃないか。そんな気がしているのです。

それは、乳のようなものです。唐突過ぎるかも知れませんが、ちょっと聞いてください。

女の乳というのは、独身で若ければセックスアピールのひとつになりますが、出産した後は言わば弁当箱のようなものです。赤ん坊が泣けば弁当箱から食事を出してあげる。なんと便利でしょう。しかし、最初からお乳がピューンと出るわけではありません。おっぱい内には乳腺というのが張り巡らされていて、ローマではありませんが、すべての乳腺があの尖った先っぽに通じています。日常生活で乳腺が使われることはありません。出産をするまでは乳白色の液体は乳腺という道を通過しないので、若干詰まり気味になっているんです。

それで、マッサージしたり、揉んだりして乳腺をほぐすのですが、結局それだけではお乳は出ません。トンネルを思い浮かべてみて下さい。中でびっしり車が渋滞しているとき、いくら周囲から応援してもどうしようもないのです。先頭の車が発車しなければ、いつまで経っても車はトンネルの中。

開かずの踏切を想像してみて下さい。遮断機が下りたままでは、いつまで経っても車は動くことができません。でも、先頭の車が動けば、後はどんどん車が流れます。遮断機が上がれば、車はスムーズに向こう側へ行くことができます。それと同じです。赤ん坊が先っぽに勢い良く吸い付いてくれれば、見事、路線が開通!繰り返し吸われることによって、乳腺がますます活発に通りやすくなり、通ることで脳みそも「おっと!お乳を生産しなくちゃ!」となり、母乳育児が可能になっていくわけです。

文書もそれと同じで、書いて書いて、出して出してすることで、どんどんまた生産されていくように思います。乳を生産するのには吸うことが大事なのと一緒で、出すことが重要なのです。ですので、私の2018年の抱負とは、ズバリ!noteで毎日書くことです。ピューンと、乳のように出すことです。

ところで、お乳の色は白いですが、元は血液と同じです。お母さんがお酒を飲めばアルコールが混ざりますし、お母さんの健康状態が顕著に現れます。血を子どもに分け与えているんですね。文章もその人のなかから現れた形のひとつですから、血が通っていると言えるでしょう。様々なタイプの血の通った個性の発露。それもまた、このnoteの面白さのひとつですね。

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