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【アンサーnote】相談を受けるとき、気をつけていること

cotree ひらやまさんのこちらのnoteを受けて

わたしも、相談について、いま考えていることをまとめてみました。


1、言葉を受け止め、事実を信じる

相談をうけるとき、わたしは全力で相手の言葉を受け止めます。
言葉を紡ごうとしているプロセスも含めて、ぜんぶ。

対面であれば、うけとめるのは言葉だけではありません。

まつげの震えや手の置きどころ、視線のベクトルもみます。
動きにあらわれてしまうところに、その人の本音が見えるからです。

ひらやまさんと違うところは

すべての言葉を信じないこと。
どちらかといえば行動を、起きている事実を信じます。


わたしたちは神様じゃないから
平気で嘘をつくし、簡単に人を裏切ります。

わたしも、たくさん嘘をついてきましたし
患者さんに何度も裏切られてきました。

みんな、自尊心やプライド、自分や家族を守るために
本心ではないこと口にし、本音と違う行動をとるんです。

ちゃんと避妊したのに〜!という妊婦
アルコールなんか飲んでないですよという酒くさいおじさん
ちゃんとお薬飲んでたのよ…という女性のバッグからは、大量の処方薬

だから、言葉は受け止めるだけ。
自分が信じるかどうかは、事実と照らし合わせてからにしています。


2、指示でも提案でもなく、対話を目指す

ここは、ひらやまさんと同じ感覚ですね。

相手と見つめ合うのではなく、同じ方面を見つめたい。
できたら焦点も合わせたい。

医師ー患者間の関係性では、パターナリズム(父権主義)がはたらくこともありますが、看護師はそうでもない…むしろ、お手伝いさんや奴隷のように扱ってくる人もいるくらい。

昨今、フェミニズムの流れが強まっていますが、看護の仕事上では、むしろ権威性や優位性は患者との関係性の障壁になることもあるので、これくらいの立ち位置でいいかな?と、個人的には思っています。

もちろん、傷つくこともありますが。

対話については、以前こちらのnoteに残しているので、よかったらぜひ。


3、答えは星のようなもの

キャラに似合わず、ポエティックな言葉を選んでしまったのは、ひらやまさんのせい(ではない)

信頼できる関係性の中で答えらしきものを見つけていくわけですが、当然どこにあるか見えないし、見えたとしてもふたりが同じ見え方で見ているわけないし、みえる答えらしきものは、体調や気分、気圧によって変化します。

澄んだ空の下、ふたりが揃って見つめようと努力してはじめて、キラッとひかるなにかをほんの一瞬見ることができる。

ね?星みたいじゃない??


キラッとひかるなにかを見つけにいくには
手をつなげるくらいの間柄が良さそう。

ほら、嫌いな人と星を見にいくことなんて、ないでしょう?

誰とどこでどんな風に星を見るか、を考えることが
相談をうまく昇華させる近道なのかもしれません。



サムネイル写真:マイさん

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