この前、幸せのパンケーキを食べた。

写真にある期間限定のかぼちゃのパンケーキ。

これがどうしてもどうしても食べたくて
表参道まで足を運んだ。

ちなみに
計画的に幸せのパンケーキに行かれる方は
事前予約が出来るのでぜひ！
(私も事前予約して行ったら待ち時間0でした)

案内された席の隣には女の子が1人。
見たところ高校生って感じ。
店内をきょろきょろ見渡している。

悪いけど、渋谷や原宿にいるような流行をキャッチするのが早いタイプではなさそうで、リバティ柄とも花柄とも言えない柄のワンピースを着ていた。
バックには馴染みのないキャラクターのストラップやマスコット。
分厚いメガネをかけていて化粧っ気はなし。

さあ。パンケーキがやってきた。
私と彼女、ほぼ同じタイミング。

いただきますをしたあと
早速ひと口食べる。

(あぁ･･･幸せ)
と思ったのもつかの間

｢うわっ･･･んまっ｣
と隣から聞こえてくる。

彼女だ。

1人で喋りながら食べている。
どうやら本当は自分の気持ちが声に出てることに気づいていない。
スマホの画面にはLINEの通知が何件も溜まっていってるのに、そっちには目もくれず視線の先にはパンケーキのみ。

そのあとも
｢はぁ･･･｣
｢ふわふわぁ｣
｢クリームうまっ｣
と言いながらもの凄いスピードで食べ進める。

3枚のパンケーキ、クリーム、ジャム
すべて食べ終わったあとも
｢ああ･･･｣
とまだ喋っている。

ちなみにこの時私の前には
パンケーキがまだ2枚残っていた。

声に出ちゃうタイプの子なの？
とずーっと観察していたけれどどうやらそうではないらしい。

店員さんとのやり取りでは全く声を発していないから、あの言葉はやっぱり口から出ちゃった事故のようなものなんだと思う。

女性は感情的、だとよく言うけれど
感情って言葉にしづらいから
あの女の子みたいにオノマトペ優位って感じになるんだろうな。

気持ちを言葉にするって難しいけれど
あの女の子みたく、まずは言葉じゃなくてもいいから声にしてみようって思うと
少しハードルが下がるかも。

#エッセイ #幸せのパンケーキ #ナースあさみ