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休むをちゃんと

うっかりツイートが伸びたので

もう少し補足をしておこうと思います。

過去にも、ちゃんと休む重要性については言及しているんですが

このご時世下、皆さんあらためて考え始めている証拠なんでしょうね。


休むことは寝るだけじゃない

仕事が忙しくて気づいたら寝落ちしてしまった…という経験、多くの人が経験していると思うんですが、これって健全な休む行為だと言えません。

なぜなら、意識的に行っていないから。

勉強も筋トレも料理も、意識的に行っているかどうかが生むアウトプットの差はみなさんもご存知のとおり。

無意識のうちに寝てしまったことって、言い方を変えたら気絶と一緒ですよね。自分は起きていたかったのに、反して眠ってしまった。

そして、ここがさらにバッドポイントだと感じている部分なんですが、起きたあとにやってしまった感が残るんですよね。失敗感。

自分との約束を守れなかった感覚、とも言えるかもしれません。

いずれにせよ、自分の肯定感・効力感を下げるには十分な行為だと思います。

休むことそれ自体が悪いことではないのに、無意識的に自己肯定感を下げるような感情と結びついているので、休むこと=悪いことと捉えてしまっている人も多いように思います。


何もしていない自分を受け止める

大病をした人が諦観したお坊さんみたいになることがありますが、これってベッドで寝ているあいだに自分のこれまでの人生を振り返り、思考や価値観に優先順位をつけるのが上手になるからだと考えています。

もうひとつ、何もしていない自分を受け止める練習ができるからというのも、大きな要素のひとつだと思っています。

入院している人って、当然具合が悪いわけです。それはときに、スマホを持つ手が重たく感じたり眠りを妨げるレベルのものだったりします。

起きているだけで、何もできないんですよね。
まばたきをして、呼吸しているだけの存在。

これまで仕事の中で価値を提供したり
役割があることで人から求められたり
地位によって自我を保っていたり

そういう人ほど、こういう状況に耐えられません。
何もしていない自分の存在を
自分で肯定する練習をしてこなかったから。

仕事一本で生きてきた男性が大病後にうつ病になったり、家事育児から解放された主婦が空の巣症候群になったりするのは、いままで長期に渡ってリソースを投下し構築してきた「自分」が一回崩壊してしまうから。

できることができなくなっても
提供できる価値がゼロになっても
与えられる役割がなくなっても

わたしは、大丈夫。
わたしは、生きてるだけで価値がある。

ちょっとスピリチュアル感があるかもしれませんが、まずは自分で自分に言い聞かせる練習からはじめてもらえたらと思います。

結構バカにできない効果があるなと、個人的には思っています。

仕事をバリバリしている自分も
横になってずっとスマホを見ている自分も
どっちもわたし。

優劣なんてありませんよ。


睡眠と瞑想のあいだで

ストレスマネジメントやマインドセットなどの本を読んでると、瞑想がいいという話を聞きますが、わたし、瞑想してると寝ちゃうんですよね。

代わりによくやってるのが、ベッドに横になって天井を見ながら考えごとをすること。

はたから見たら、入院している患者さんと同じ状況です。

なにもしてない
なにも生み出していない存在。

でも、わたしは考えごとをしようと思って意識的に横なって天井を見つめています。自分でそういう行為を、そういう自分を肯定してるんです。

だから、やってしまった感は感じませんし、むしろちょっとスッキリします。

考えごとが終わったら、家事をしたり、日記を書いたり、noteのメモを書いたりしていますね。


休むこともにバリエーションを

休日やることといえば、寝ることだけ…なんてちょっとつまらないなと個人的には思います。休んでるあいだの記憶がないじゃん…

ここは、質よりも量、そして選択肢を増やしておくことが、ゆくゆく自分を救ってくれるのではないかと考えています。

わたしの中で

①休むに該当すること
②休みの日にすること
③ストレス解消法

をピックしてみると

・ひとりカラオケ
・家トレ
・KPOPを踊る
・床拭き掃除
・セルフマッサージ
・ストレッチ
・キャンドルを焚く
・餃子の具材を木っ端微塵に切り刻む
・お風呂掃除
・ゴロゴロする
・ゲンガーのぬいぐるみを抱きしめる
・好きな写真集をめくる
・本を読む
・洋服の整理
・友達とボイチャ(電話は苦手)
・ポインティくんの動画を見る
・刺し子
・編み物
・お菓子作り

パッと思いつくだけでもこれだけありました。

よく休めると元気になります。いい休みは、はたらくことにもいい影響を与えると思うんですよね。


働き方改革が叫ばれて久しい世の中です。

働き方にも多様性をというのであれば、休むことにも同じくらいのエネルギーを向けてみてもいいのでは?

という、ナースあさみからの提案でした。


みんな、ちゃんと休んでいきましょうね。



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