私にとって当たり前の、その場所は
りらましさんのヘッドスパに通い初めて、もうそろそろ1年になる。
原宿駅徒歩1分という驚異的な立地もさることながら、ヘッドスパの技術とりらましさんの人柄の良さに惹かれ、飽きっぽいこの私が通い続けている。
そして、この立地は竹下通りのすぐそば。
今日も外国人観光客をはじめ、修学旅行生や日本の観光客もたくさん訪れていた。
以前、うっかりGWの時に来たときは、原宿駅に入場規制がかかるほど人があふれていて気が遠くなるかと思うほど。
ちょうど、原宿駅で電車を降りてヘッドスパに向かおうとしていたところ、近くを通りかかった小学生の女の子とお母さんの会話が聞こえてくる。
原宿なんて何年ぶりかしら…
こっちが竹下通りで、ここを抜けるとラフォーレなんだよ
◯◯で洋服とアクセを見て、韓国コスメもみて、チーズのやつも食べるの
おかあさん早く〜!!
女の子は10才くらいかな。スマホを見ながら指で道をさして、おかあさんを導いている。
髪の毛をジグザクにわけ、セーラームーンみたいにお団子にしている。サングラスとイヤリングとつけて、かわいいバッグを持って、もうめいっぱいオシャレしてきた感が私にも伝わってくる。
なんだか、ノーアクセで歩いている私のほうが恥ずかしくなってしまった。
この瞬間、私の中で竹下通りへの価値が下がってしまっていることに気づいてしまった。ほぼ毎週通い続けているせいだろう。
私だって、小学生の時はそうだった。
父親にはじめて連れてきてもらった時、それはもう心が踊ったものだ。
目に飛び込んでくる景色がカラフルで、黒でも茶色でもない髪の色をした人たちがたくさん歩いている。なんて刺激的な場所なの!って。
それが、毎週通い続けてしまうと、こうも心が鈍ってしまうのだ。
本来ここは、目指してくる人たちがいるほど魅力的な場所なのに。
きっと、ニューヨークのセントラルパークやパリのエッフェル塔の近くにお住まいの方も、同じような気持ちを抱いていることだろう。
どんなに憧れていても、毎日の当たり前になって慣れてしまうと、その価値が下がったように感じてしまう。人も環境も体験でさえも。
それを思い出させてくれるのは、価値をめいっぱい感じて感動している誰かの姿だったりする。
今日、あの女の子とお母さんのやりとりをみれて良かった。
帰り道、渋谷まで歩くからちょっとだけ寄り道してみようと思う。
今日はわたしのおやすみDay、気の向くままに歩いて、あの女の子みたいにドキドキする場所を見つけたいな。
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