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私の仕事道具

看護の看るという字は
目の上に手と書きます。

手をかざし相手をよく観察しなさい。
そして、必要なところで
患者さんにおしげもなく手を差しのべなさい。

予備校の先生が話していたこの話が
とても好きだ。

私たち看護師の仕事道具は
聴診器でも注射器でもなく
目と手。

いつも看護という字を見るたびに
このエピソードを思い出す。

特に、指の腹というのかな。
一番ぽてっとしてやわらかいところが大切で
ここはほぼ感覚器に近いと思っている。

ここで患者さんの血管を探して針を刺したり
皮膚の浮腫み具合やハリを確かめたり
一番触れて欲しくない部分を触ったりする。

だから、指や手のケアは顔よりしてるし
ここの感覚が鈍るようなことはなんとなく避けている。


というのも、高校生の頃。

座席が前だった男友達の影響で
ギターにハマった経験がある。

ついでに「ゆず」にもはまって
毎年のようにコンサートに行っていたな…

けれども、弦をおさえる度に
指が硬くなっていって
どんどん指の感覚が鈍くなっていくのが怖くて
やめてしまった。

それに、自分が患者だったら
できるだけ暖かくて
柔らかい手に触れてほしい。
かたい指に触れられるのは嫌だもん。

そう思うとギターを続けなかったことは
運命なのかしら…?


な〜んて思う3連休の中日。
ハンドクリームつけようっと。

#ナースあさみ #エッセイ #ハンドクリーム

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