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自分の意見を死なせない方法

きっとみんなの目には、日頃から好き勝手言って、やりたいことをやっているように見えるだろうけど、子どもの頃からたくさん飲み込んできた。

意見も、意思も、行動も。

私はそれを選びたくないの。
私は好きじゃないの。
私はやりたくないの!

こういうことを、何も考えずに言える子がホントに羨ましかった。

自分の意見を通すことよりも、全体の正義や文脈を真っ先に考えてしまう私の悪いクセは、大人になっても一向に治ってくれない。

長女気質に拍車をかけてる気がしている。

だから、全体の正義を乱すような意見を言えない。それならば、自分の意見が人知れず逝ってしまうほうを選ぶ。そっちのほうがみんなしあわせ。

更にいえば、全体が求めてる「ナースあさみの意見」を言うことも得意だ。自分の本心とは別なことも、子どもの頃習っていたミュージカルとバレエのおかげで、さもことなげに言える。

こんなことに演技力を使うために習ってたんじゃないのにな。


今やっている仕事、看護も家事代行もコミュニティ管理も、すべて誰かをサポートする仕事。そして、相手やコミュニティの正義を尊重する仕事だ

自分の関わりやはたらき、スキルによって自分を取り戻していく相手の姿が嬉しくて、ずっとこの仕事を続けている。

それでもたまに、途方もない虚無に陥る。

私の意見ってなんだっけ?
私はどうしたいんだっけ?

自分の意見がわからなくなってしまう。
正確に言えば、埋もれて見えなくなってしまうのだ。

だから、たまに掘り起こす作業が必要になる。
このnoteを書いてるみたいに。

30年以上生きてきたおかげで、少しは経験値を積めた。その経験値の中にはこれを解決する方法もあって、方法は2つ。

1人の時間をしっかり取ること。そして、1人でもいいから自分の味方を作ることだ。

私はこれを駆使して、なんとか自分の意見を掘り起こしている。

ひとつめ。

1人時間はカフェでも、自室でも、お風呂でもいいんだけど、誰からも邪魔されない時間を15分でもいいから確保してる。

スマホは脇において、読者やメモに集中する。あとは、行き交う人や天井をぼーっと見つめるの、これだけ。

これだけで、自分の輪郭がはっきりしてくるような気がしている。

去年は人にたくさん会いすぎたので、今年は出会いを減らしていきたいし、人と会うことにもっと慎重になっていきたいな。


ふたつめ。

自分の味方を作ること、これはすなわち、飲み込んだ意見や意思を聞いて肯定してくれる人を作ること、だ。

自分の意見をなかったことにしない、生き証人を作るような感覚と似ているかもしれない。

多くの人に認知されなくていい、1人でいいから自分以外にも証人を作ることで報われる気がしている。


ここまで、自分の意見を死なせない方法を書いてきたけど、アプローチがネガティヴだから、いつか、意見を活かす方法を書きたいな。

意見が生きると、自分も生きてる感じがするだろうから。


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