元気を出して
友人や知人がバズったりしているのを見ると、いいないいな、羨ましいなって思っていた時期もあった。
でも最近は、いかにしてバズらないで、自分が健やかに発信を続けていくかだけを考えている。
バズりたくない。
自分の気持ちが滅入るようなTLにしない。
お付き合いのRTやいいねはしない。
だから、届けたい人たちに届けるよりも、届けたくない層にいかに届けないようにするかを考えている。
たとえば。
患者さんとのエピソードを語るマガジンでは、わざと難しい医療用語を使うようにしている。
この前の記事の、PPPDなんて、看護師でも消化器外科にいないとわからないような単語だからね。
もちろん、私も知らない単語や語句、たくさんある。
小児科なんて全然わかんない!
簡単に解説しようと思えばいくらでもできるけれど、あのマガジンは、読者さん自身が、自分の価値観や倫理観と向き合うことがコンセプトのひとつ。
だから、そういう語彙を知らない人、読めないだけでページを閉じる人をはじくためにわざと難しい語句を使っているの。読者さんは、読んだあとかなりぐったりしてるはずだもの(友人談)
人間、知らない用語や読めない単語があると、読む気が失せてスクロールする手がとまり、ページを閉じる。
知らないことやわからないことと向き合うことって、恥ずかしいしプライドが邪魔をするからね。みんな、自分がバカだと思いたくないはずなの。
これを逆手にとって、読むための意欲や時間がない人、素直にnoteを読んでくれない人が読み進められないように、わざと難しい表現を使っていることもある、というわけ。
ちょっと、戦略っぽいでしょ?
戦略ついでに、もうひとつ。
実は、春以降、くつざわさんのバズもみていたけれど
すごく毎日窮屈だろうな〜
求められる「くつざわ」と
自分の表現したい「くつざわ」で
揺れているだろうな〜なんて、勝手ながら思っていた。
バズって、いわば一発芸人みたいなもので、すぐに飽きられる傾向も強いと思っている。
(個人の感想だし、くつざわさんを否定する意図はないです)
そうではなくて、じわじわとナースあさみが気になる、好きかも?と思う人を増やしていき、気づいたら濃厚なコミュニティができているのが理想。
しかも、私を起点とするトップダウンのヒエラルキーのような構造ではなく、私を中心に立体的な円を描くような構造が理想。
上も下も横も縦もないような、しなやかでゆるく、それぞれがそれぞれを支えられるようなコミュニティ。
私の場合、発信内容を看護や生き方に寄せて、エモくまとめていけばきっとフォロワーはぐんぐん伸びると思うのね。前にバズったnoteみたいな内容で攻める感じ。
でも、それはフォロワーが求めているナースあさみであって、ナースあさみが発信したいナースあさみではないの。
ご存知かもしれないけど、私は看護の他にも家事代行で作り置きの仕事もしているし、書くことも仕事にしているし、焼き鳥と餃子とタピオカが好きで、ポケモンだとゲンガーが好き。すごく好き。
一見、全然ブランディングできていないから、この人何者なの…?って思うかもしれないけど、私はこっちのほうが本来の人間の姿だと思う。
会社では強面な人が、家庭ではめちゃめちゃ家族に優しかったり
先生や看護師の前では上品な人が、家族には手をあげていたり
誰だって多面性を持っているの。
あなたが知らないのは、知ろうとしていない、もしくは、その人が発していないだけ。みんな、都合のいいように自分を発信して、都合のいいように受け取っているだけなんだよ。
けれど、私の場合、まるごと自分を発信することで、不完全なままのナースあさみを受け止めてくれる人を増やしたいと思っている。
受け入れなくていいの。
受け止めてくれるだけでありがたい。
こんな私でも好きになってくれる人と繋がりたいし、関係を育んでいくほうが、よっぽど健やかだと思うの。
そして、私自身が元気になれると思う。
やっぱり、元気をそがれるようなことしちゃダメ。
毎回ミリオンセラーを生み出すのは向いていないから、ファンの人たちに長年愛されるようなnoteを、コンテンツを、そして新しい私を、生み続けたいな。
というわけで、今回のタイトルは大好きな竹内まりやさんの曲からつけました。
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