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背中ながしっこ

ただいま家族で温泉にきています。
毎年恒例の温泉旅行。


久しぶりにおいしい和食を食べつつ

テニスしたりプール入ったり
温泉入ったりして、のんびり過ごしています。
(ただし、確定申告は除く)

それから、もう1つ楽しみにしているのが、温泉でやる母との背中ながしっこ。

子どもの時みたいに、背中を柔らかいスポンジで洗ってもらうの。

母にはこれ!っていうマイスポンジがあって、どこにいく時も必ずもってきてる。家族でイタリアに行った時も持ってきてたほど。

背中ながしっこは、私の中で、普段は面と向かっていえないことを話せる唯一のチャンス。

今までも、仕事がつらいこと、彼氏と別れそうなこと、大学病院を辞めようと思っていること、料理が仕事になって取材されたことなどを話してきた。

母もうんうんと話を聞いてくれる。

でも、お互い同じ方向を見ているので表情が見えないのね。

声のトーンや背中を洗っている力加減、リズムの乱れでお互いの感情を読み取るのも、また好き。

私が終わったら今度は母。

私が母の背中を洗いながら、母の考えてること、不安なこと、家族のこと、これからのことを話す。

ほんの数分なんですが、互いの表情が見えないからこそ、本音が言える不思議な時間なんです。

大人になった親子って、なかなか本音が言えないことが多いけれど、1年に1回のこの機会だけは、魔法がかかったみたいにするすると心の内を言葉に出来る。

今回も母に言いたいことがあるから、明日こそちゃんと言う。

応援してくれるといいな。

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