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泣きたい夜の過ごし方

半年に1回くらいの確率で、猛烈に泣きたい夜がやってくる。

それが、ちょうど昨日だった。

別に女性ホルモンがおかしくなったわけじゃないし、ご飯だってちゃんと食べてる。

毎回、お昼くらいからやけにセンチメンタルになり、夕方には見るもの・聞くものすべてにうるうるしてしまい、夜の帳が降りる頃にはポロポロと涙が頬を落ちる。

アラサー女性としても人としても、かなり不安定な状態と言えるけれど、自分の意思でどうにかなるものじゃない。

昨日は飲み会だったけれど、帰り道の電車の中でハンドタオル片手にずっとうつむいていた。そうでもしないと涙を隠せない。


一番危険なのが、お風呂の時間だ。

もう、泣くとわかっているので、私の中での泣ける鉄板小説を持ち込み、汗と涙で脱水になることが目に見えてるのでお水も持ち込み、大好きなリラックス系の入浴剤をたっぷり入れて1時間以上お風呂に浸かる。

その間、ずっと泣いている。

お風呂からあがることには半身浴のせいでフラフラだし、汗に加えて涙も相当流したので脱水だし、顔はパンパンで茹でタコ状態。


そう言えば昔から、嫌なこと・悲しいことがあった時はお風呂の中で泣いている子どもだった。

シャワーの音で泣き声やむせぶ声がかき消されるからいろいろとちょうど良かったのだ。

なんとなく、親に知られたくなかったしね。

あの頃の影響なのか知らないけれど、今でも声を出してわんわん泣けない。

ついつい、隠れるようにこそこそ泣いてしまうので、自分の泣き声がわからない。

ひとしきり泣き終わると、暖かい紅茶を濃いめにいれる。
はちみつをたっぷりいれて、寒い日は生姜もいれてスパイシーに仕上げる。


私はこういう夜を心の生理だと思っている。

泣くことでこれまでの負の感情を一気に外へ出し、新しい気持ちを吸収しやすくするために必要なプロセス。痛くてしんどいけど、新陳代謝が必要なの、心にも。

だから、こういう夜も、良い夜なんだと思っている。

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