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焦るSEET法、そして移植へ。

先月の採卵からちょうど1か月後に、融解胚移植となりました。


移植2日前にはSEET法という着床率向上を狙う処置を行いました。

SEET法は子宮内膜刺激胚移植法(Stimulation Endomeirium Embryo Transfer)のことです。SEET法は日本で考案された、体外受精の妊娠率を上げるための方法のひとつです。胚盤胞まで培養した培養液を子宮に注入することで胚盤胞から分泌された因子が働き、子宮内膜を着床しやすい状態にすることで妊娠率向上を試みます。
‐クリニック資料より‐

いつもの内診台に乗り、さほど緊張しないで臨めましたが、いざ移植カテーテルを入れようとするも、入らない…

先生、忘れましたか。わたしAIHのときカテーテル入らなくて苦労してたじゃないですか…

小声で「難しいな…」というつぶやきも聞こえてきて、もう泣きそう。
しかもAIHのとき以上の不快感。
なにやら器具を突っ込んで、グリグリっとしたなと思ったら、
「はい、終わりましたよー」と先生。

その後の診察で、
・子宮頚のカーブがきつく、柔らかいカテーテル使ったため跳ね返されてしまった。
・”ゾンデ”という器具を使って子宮の入り口まで道を確保して、カテーテルを入れられた。
・胚移植のときは柔らかいカテーテルだとまた入らないと思うから固めのカテーテルを使用します。
とのこと。

子宮のかたち的にカテーテルが入りにくいことを知っていたので、かなり前に相談したときは「移植用カテーテルはカーブに沿って曲がるようになってるからAIHのときのようなことはないと思いますよ」と言われていたけど、やっぱり入らなかったのか。
SEET法やってなくていきなり胚移植だったらもっと焦ってただろうな…


後で調べたら、胚移植の前の周期にゾンデ診というのを行う場合もあるとのこと。
ゾンデ診で子宮の形や角度、移植させる位置の確認を行い胚移植のリハーサルの位置づけもあるよう。
がしかし、子宮内膜を傷つける可能性もあるため、移植周期には行わない。と書いてありました。
え…移植2日前にゾンデ突っ込んでるんですが。

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ちなみにゾンデってこんならしいです。


しかも、移植カテーテルについても、柔らかいカテーテルの方がいいとか、固いカテーテルだと出血の可能性や子宮収縮を引き起こす可能性もあるとか出てきて、もう不安いっぱいに。

木場公園クリニックのホームページに胚移植について詳しく載っており、とても参考になりました。カテーテルのこともこちらに載っていました。




そんな不安の中、移植当日。

移植は午前の診察終了後に行います。
手術着に着替えて、筋注指導などを受けながらそのときを待ちます。

いよいよ、呼ばれて手術室へ。
内診台からもTVモニターとエコー画面が見えるようになっていて、
TVモニター上に顕微鏡から見えているような画面になり、胚がチューブに吸い取られるところを見て確認します。

そして問題のカテーテルですが、固いというだけあって入ってくるときは痛みもありましたが、スッと入ってくれたような?

子宮内に移植するときもエコーのモニターを見ながら。
私の場合、カテーテルの外筒を入れてから、胚を入れた内筒を挿入していく方式だったようで、内筒が入っていくのも確認でき、白っぽいのがカテーテルから出てきて、子宮の中に留まったのを見ることができました。

狙い通りの場所に移植できたようで、一安心。

終わったあとは生理痛のような重い感じとお腹が張る感じはあったけどそれもすぐに治りました。

クリニックはコロナの影響で付き添いNGなのだけど、夫と外で待ち合わせて、焼き肉ランチを食べて帰宅。

安静にしている必要もないそうですが、気分的に午後はずっと横になっていました。

胚盤胞移植は移植後1~2日で着床時期になるとのことで、考えたらきりがないほど不安になってくるけど、ストレスも体に良くないし、なるべく楽な気持ちで判定日まで過ごしたいと思います。

判定日は移植から11日後。


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