「腹黒のジレンマ」感想文~あこがれと嫉妬の"でぃ"レンマ~

はじめに
ぼくには変な癖がある。」こう始まる1文だけ読んでも、ぶんちゃんの魅力がいっぱい詰まっている。まずひらがなの「ぼく」。私は、文章書くときも話すときも、すごい一人称に悩むし、それなりに使い分けようとしている。まず「あーやっぱぶんちゃんは『ぼく』だよな。」となんとなく納得した。僕でも俺でもわたしでもなく。
つづいて、「変な」。これもぶんちゃんらしい。私が「変な」とか使うと、読み手はネガティブにとらえそうだが、ぶんちゃんが使うとすごく興味をそそられる言葉。「絶対、おもろいと思ってるやん」『変な』はずるい。誰が使うかで意味が180度変わってくる。
一文、たった10文字なのに、これほど書けてしまう。ドヤ顔の私と苦笑いのわたし。

なんで祭り」全然開催しなくなってしまった。なんでと思うことは多々あるが、実際に使うことは減った。自分で「おそらくこういうことだろうな」と納得してしまったり、他人に迷惑がられたらどうしようと躊躇したり。いつから「なんで祭り」が定期開催されなくなったんだろう。
もしかしたら失礼かもしれない「なんで」ときくことを、「祭り」と表現すると気持ちが軽くなる。

『「わたしは嘘つきでーす」という人は嘘つきなのか。』「当たり前検証」が頭をよぎった。嘘つきではないけど、ズルい人ではあるよな。開き直れているわけだから。タイトル「腹黒のジレンマ」と知ったとき、あえて腹黒と言う開き直りと、ジレンマという葛藤を感じた。自分の本のタイトルに腹黒といれてくるあたりが腹黒だよね笑

「腹黒」と共存だから、ぶんちゃん=腹黒じゃなくて、ぶんけい+腹黒なんだな。あとジレンマは苦しみと喜びのジレンマなんだね。

交換日記の感想文スタートです。




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