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年が明けて思うこと

 新年明けましておめでとうございます。新しい年がやってきましたが、皆さんはもう今年の抱負や目標などを掲げましたでしょうか。去年できなかったことや、新たに挑戦したいことなど、沢山の出会いや発見に溢れた実りある一年にしたいですね。
地震の影響もあり、不安や恐怖心など抱えた方々もいると思いますが少しでも隙間を埋めれたらな、と切に思います。
皆様が無事であることを願ってます。

お年玉

 歴史ある文化「お正月」には沢山の彩りがありますね。お年玉に鏡餅、門松やおせち料理などなど。この子供にとって、お正月の目玉イベントの『お年玉』についてルーツを辿ってみました。

 現代、皆さんが『お年玉』と聞いて思い浮かべるのは「親族や親戚などが集ってお金を恵んでくれる、なんともありがたい風習」だと思います。(人によりますが…。)ですが元を辿っていくと少し現代とはかなり異なったモノでした。

 一説によると、元々は『歳神様』に捧げる鏡餅のことを『御歳魂(おとしだま)』と読んでいました。歳神様とは年末年始に五穀豊穣(ごこくほうじょう)を祈り祀った神様です。つまり一年の最初、その年の豊作への祈りをその魂として捧げられたから『御歳魂(おとしだま)』。(なんだかヤンキー語の当て字みたいです。)
また一説では、一年の最初に賜る物として「年賜(としたま)」と呼んだのが起源とされています。最初はお金ではなかったのですね。

 ですが、時代と共に価値あるものが変化して行き、お餅のみならず様々なものが捧げられるようになりました。また神様だけではなく、目上の者へ。目上の者から目下の者へ。そしていつの頃から『目下の者へお金を渡す』という形に。
捧げ物や相手が変わっても「年の初めに貰った、想いのこもった贈り物」という価値は変わらないのかもしれません。

今年の抱負

 お年玉の様に、時代と共に変わりゆくものは沢山あります。物に限らず技術や考えなど。
昔から伝わる、といったような言葉で『伝承』や『伝統』というものがありますがこの二つは意味が異なります。

伝承が古くからのものをそのまま後世に伝えていくことであるのに対し、伝統は同じ技術や材料を使いつつも新しいことに挑戦し革新していくものだと考えられている。

二つの違い辞典より

 その時その時に応じて自分を変えていく。『伝統』のように自分を続けながらも新しさを加えていく。そんな一年にしたいな!と年が明けて思いました。

良い年になりますように。今年もよろしくお願いします!

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