同性婚に関して考えてみた
日本では同性婚は認められず、海外で結婚をするというニュースを時々見かけています。先日のさっぽろレインボープライド2021でも同性婚の話がありました。
結婚すると苗字が変わったり(夫婦別姓の話もありますがどうなることやら)、相手との関係性が大きく変わることになったり(家族になるということで)、末永く共にすることを誓うことになったり、社会的に認められたという証になったり。
でもこれは男女間のみでしか認められていない権利です。
結婚とはそもそも何の為にするのか?そして性の多様性が叫ばれるこの世の中で、何故同性同士の結婚は認められないのか?
結婚という定義にそもそもの疑問を抱いてしまう私がいます。
男女間なら認められるということなので、ゲイやレズビアンでなければ自分のセクシュアリティに欺いてでも結婚は出来るという事です。たとえばバイセクシュアルの男性とバイセクシュアルの女性なら結婚出来ますよね?ほぼゲイ寄りのバイ男性とほぼレズビアン寄りのバイ女性だったとしても。社会的な目を気にして、このような結婚をしている人たちももしかしたらいるのかな?と思います。
男女間でなければいけない理由って何があるのでしょうか?
結婚すると様々なメリットもあればデメリットもあります。契約の話であったり、財産の話であったり、苗字の事であったり。難しい話は今回おいておきますが、それでもメリットがあるのは確かです。
男女間でなければ好きな人と家族になろうとしても社会的に認めてもらえない。認めてもらえないという事は、様々な問題が出てくる。
契約の話なども含めて男女間でなければ出来ない事も多くのしかかってくるという現実。あまりにも理不尽だと私は感じます。
好きな人が同性だというだけで社会からは偏見の目で見られる。
結婚したい人が同性というだけで社会からは認めてもらえなくなる。
結婚したいと主張すれば法律を変えればと言われたり、事実婚でもいいんじゃないの?と意見を言われたりする。
ヘテロからすれば結婚出来るという権利は当たり前のように与えられていますが、同性同士ではその権利すら与えられていません。
事実婚でもいいんじゃないの?という声に私が思う事。それは自分たちがいつでも結婚出来るからという余裕があるから言えるのでは?と憤りのようなものを感じてしまいます。今、結婚している人たちでそのような意見をしている人がいたら、その人たちに言いたいことがある。
あなたは何故事実婚でも良いのでは?と同性愛者には言うのに自分は結婚したのですか?と
自分たちは良くて同性愛者はダメだという理由をぜひ聞いてみたい。
法律を変えれば良いでしょ?という人に私が思う事。
あなたがもし何らかの権利を認めてもらえない立場であった時、簡単に法律を変えて認めてもらえるようにすることが出来ますか?大勢の人がその価値観を認めていないのに、自分の主張が簡単に通るほどこの社会は寛容ですか?と。
当然のように与えられている権利のありがたみが分かっていないから、このような発言も出来るのかなと悲しく思う部分はあります。
このような表現をすると、お前はヘテロに何か恨みでもあるのか?とか逆恨みじゃないのか?とマイナスの感情を持たれる方もいるのかもしれません。
言い方がいつも悪くて申し訳ないのですが、これが同性同士が結婚したいと望んでも社会から突き付けられている現実なのです。
もし私が同性婚をする時が来た時に1つだけ願う事があるとすれば。
自分の好きな人と1つの家族になりたいと願うでしょう。
でもその願いすら社会から認めてもらえないのです。自分たちは家族だと主張しても、社会的に認められていなければ他人扱いです。
そんなに同性同士の結婚はいけないものだという認識が多くあるのだなと思うと、いつもやるせない気持ちになります。
人を好きになるのは異性でなければいけない。
異性とでなければ社会的に認められた一族として見てもらえない。
そんなことを言われているような気持ちになってしまいます。。。
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