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美味しく飲んで、意識せずいつの間にか健康に。カテゴリー・クリエイターへの挑戦 Vol.177

最近、ウォーターサーバー業界はどうなっているのだろう。
どうも妙な動きが一部にあるのだ。

まず、デイリーウォーター by gooと、acure mine<アキュアマイン>」のサービス終了である。
この二社のお水は、実はウォーターサーバー業界最大手であるプレミアムウォーターのPB商品だ。
acure mineはJR東日本のブランドで、2020年5月11日に公式オンラインサイトがオープンしている。
もう一方のデイリーウォーターはNTT DOCOMOのブランドで、ご利用規約の日付からすると、2021年10月1日にサービスを開始。

巨大企業が続け様にプレミアムウォーターの天然水の供給を受けて宅配水事業に参入。特にacure mineは、なかなか挑戦的なお値段お高めな設定だったので、そこそこ注目をしていたのだったが、まずデイリーウォーターが、2023年10月2日に「サービス終了のお知らせ」をWebサイトにアップした。そして早々と2023年12月27日にはサービス提供を終了してしまった。その活動期間は2年弱。

続いて、acure mineも2024年2月1日付で2024年3月31日のサービス終了をWebサイトに掲載した。こちらは4年弱の期間であった。
M&Aでどこか他所へ事業売却するのでもなく、完全撤退である。ウォーターサーバーの返却を顧客に促しているのだから間違いは無い。



もう一つの異変は、サントリーとpuhhaの突然の『新規お申し込み』の一時停止である。
その理由が、サントリーでは「現在、天然水ボックスの需要が生産能力を超える状態が続いている為」で、puhhaでは、「現在ご契約頂いておりますお客様への安定的なお届けを優先する為」だと言うもので、同じ様な理由だ。
なお、サントリーに関しては、「再開時期は未定となりますので、誠に勝手ながら資料請求につきましても受付を停止させていただきます」といった念の入り方で、これってすっかりヤル気無しってことでしょう?
どうしちゃったんでしょう?

ところで、サントリーの天然水のウォーターサーバーは、バックインボックスというもので、リターナブルボトルともワンウェイボトルとも少し違っていて、ダンボール箱の中にビニールの容器が入っているというものなのだが、配送は自社で行なっていて、リターナブルタイプに近く、その歴史は相当古い。

対して、puhhaは実はビックカメラのブランドで、2022年9月1日がサービス開始と後発なのだ。そしてなんと、天然水の工場は自社のものという力の入れ様だった。
昔っからビックカメラの店舗では、ウォーターサーバーのデモ販売は行なわれてきていた訳で、だったらその定番の売り方を真似て、自社商品を置きゃ売れるだろうと腹を括ってpuhhaというブランドを立ち上げたのに違いない。
僅か1年半で工場がパンクする程売れたのか?
いや〜考え難い。

ここ数年、コロナ禍によるご家庭の皆さんの収入の減少だったり、浄水型ウォーターサーバーの台頭だったりで、従来からのウォーターサーバー屋さんは新規獲得に四苦八苦しているのだ。あの、業界の一強であるプレミアムウォーターですら、新規獲得の活動にやや焦りが感じらている程だ。
幾らなんでも新規顧客をそんなにバンバン獲得出来たなんて思えない。
さて?


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