ときどき突然思い立って本の整理をする。
既読本はもちろんのこと、未読本も山のようにあるのだ。

基本的に読み終わったものはブックオフに送る。
シリーズ物は最終巻が出るまで保管する。
最終巻が出たら、一巻から一気読みしたあとで、ブックオフ送りにするためだ。

もちろん気に入って読み返したいと思ったものは保管することもある。
しかし時間が経つと、それほどでもなくなってくることもある。
そういうものは改めてブックオフに送ることになる。

こんな風に、既読本の整理はわりと出来ている。

問題は未読本のほう。
世にいう積読。

買ったときはたしかに読もうと思ったのに、今はその気分ではない、ということは多々ある。

かといって読む気がないのかというと、そういうわけでもない。
「今」が「その気分」ではないというだけだ。
そういう本はきちんと積読しておく。

しかし未読の本が増え過ぎた今、ちょっと様相が変わってきた。

「今」だけでなく「今後ずっと」読まないような「気がする」本が複数出てきてしまったのだ。

そういう本は買ってはいけなかった。
大いに反省すべきだ。

しかし買ってしまった。
そして目の前にある。
これらをどうすべきか、大いに悩み、困っている。

結論からいうと、これはもう、あきらめてブックオフに売ればよい。

しかし。
だが、しかし。

せっかく買ったのに。
読むはずだったのに。
読まずに処分するというのは、無駄遣いということか。

とにかく心理的抵抗がすごい。

でも仕方ない。
読まないと分かっているのに積んでおいて、大地震がきたときにケガでもしたらどうするのだ。

再読するために大事にとっておいた本だとしても、本より人間のほうが大事だと感じるのに。
読まない本でケガとか・・・ありえない。

これからは買う時にもっと吟味せねばならない。

最近の私は、本屋で欲しい本を手にしてからレジへ行くまでの時間がものすごく長くなった。

もちろん吟味に吟味を重ねているためである。