アスコムメディア開発部

付加価値を生む「伝わる編集ソリューション」で、企業の「伝わらない問題」を解決します。 …

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付加価値を生む「伝わる編集ソリューション」で、企業の「伝わらない問題」を解決します。 https://www.ascom-media.com/

最近の記事

「面倒くさっ!」から生まれる魅力

先日とあるラーメン屋さんでこんなものを見ました。 ↓ 「拉麺胡椒」。 ずいぶん前からあって有名らしいのですが僕は知らなくて、 思わず手にとってしまいました。 「●●専用」って魅力的ですよね。 刺身用醤油とか、アウトドア専用スパイスとか…… 僕はこういうものにめちゃくちゃ弱いのです。 なんでかな? と考えると、たぶん、 自分がすごい“面倒くさがり”だからだと思います。 考えたり調べたり選んだり決めたりするのは、なかなか面倒です。 「これが最高ですよ」と決めてくれたほうが、

    • いつもと違う環境で気づいた大切なこと

      みなさん、こんにちは。 アスコムメディア開発部の長野です。 私事ですが、3月下旬から一週間ほど入院しておりました。 入院、手術、リハビリとすべてが人生初。病院関係の方々はもちろん、仕事に関わる方々にも本当に感謝しています。 それで、いつもと違う環境で過ごしたわけですが、今回はそんな中で感じたことについてです。 入院生活のイメージは、プライバシーが守りにくい、好きなものが食べられないなど、さまざまだと思います。 入院してみると、たしかに同部屋の患者さんの声は聞こえますが 「

      • 説明がうまくなるために今すぐできるたった1つの習慣

        皆さんこんにちは。 アスコムメディア開発部のnote。今回の担当は中村です。 付加価値をテーマにリレー方式で寄稿していますが、 今回は、自分自身の仕事に付加価値をつけるために大切な説明力についてです。 編集という仕事をしていると、 社内や社外の人に自分の考えていることを説明する機会が何度もあります。 この説明の仕方1つで、どんな素晴らしい企画でも通らなかったり、 スタッフに意図が伝わらず自分の想定していたものと違うものがあがってきたりするので、 説明力は、自分の仕事に付加価

        • 『不適切にもほどがある!』はなぜ見る人の心に刺さるのか

          『不適切にもほどがある!』(TBS系)というドラマが面白くて、毎週欠かさず見ています。 このドラマは、阿部サダヲさん演じる「昭和おやじ」が現代にタイムスリップしてきて巻き起こす騒動を描くもの。 特に、最近何かと話題になっている様々なハラスメントや言葉狩りに対して、昭和の感覚で「本当にそれ、正しいの?」という問いかけを行い、話題となっています。 宮藤官九郎さんの脚本で、コミカルなシーンも多く、社会的なテーマなのに笑って見れるのも高ポイントです。 ここ最近、あまりドラマを見なく

        「面倒くさっ!」から生まれる魅力

          僕がある経営者に「差別化をもうやめよう」と伝えた理由

          ある小さなお菓子メーカーの経営者から以前こんな相談を受けたことがあります。 「うちの会社は小売店に仕入れてもらうのにいつも苦戦するんです。大手菓子メーカーのスキマに入っていかないといけないので商品の差別化をいつも考えています。でも、なかなかうまくいかない。どうやって差別化をしていったらいいか教えてもらえないでしょうか」 「差別化」 いろいろな場面で聞く言葉です。 競合商品との違いを明確にする、競合商品と比べて「こっちのほうが優れてますよ~」と伝えていく。 差別化戦略は、いま

          僕がある経営者に「差別化をもうやめよう」と伝えた理由

          「猫ミーム」がSNSで大流行している理由

          みなさん、「猫ミーム」をご存知でしょうか? 簡単に言うと、「ミーム(流行)」している猫を使った面白動画です。 登場人物を猫に置き換え、日常の面白いエピソードを再現したショート動画が、今、YouTube、TikTok、X(旧Twitter)などで拡散され、一大ムーブメントになっています。 私もドハマりして、休日は一日中YouTubeで猫ミームを見る日々を送っています。 (気づいたら夕方……という絶望感) それくらい中毒性が高い動画なのですが、使われている動画の素材は結構シン

          「猫ミーム」がSNSで大流行している理由

          見せ方ひとつで一見普通のことでもすごい価値に気づいてもらえる

          こんにちは。メディア開発部の中山です。 若干古い話題なのですが、2023年1月、イギリスの書店がX(当時ツイッター)にとある画像をアップしたところ、大拡散されたそうです。 この画像というのがコレ。 …で? って感じですよね。 これだけ見てもよく分からないですが、これは書店のディスプレイ。 ハリー王子の回顧録『SPARE』が刊行されたときに、『HOW TO KILL YOUR FAMILY』という本を並べて展開している様子です。 キルユアファミリー……非常に物騒なタイトル

          見せ方ひとつで一見普通のことでもすごい価値に気づいてもらえる

          原産地証明の大切さ

          みなさん、こんにちは。 アスコムメディア開発部の長野です。 先日、偽装品対策の専門会社である日本流通管理支援機構株式会社(通称:JDMSO)の佐野代表とお話しする機会がありました。 お話しのなかで、日本産の種や苗を盗んで海外で育て「日本産」として売る悪質な企業が存在しているそうです。 作られた食品は、産地証明書も偽装され海外で安く流通。 日本企業は売上減少、これまでの品種開発の努力も無駄になってしまいます。 ちなみに、現在のDNA鑑定では品種特定できても産地特定はできない

          原産地証明の大切さ

          食品にひとことだけ加えて「付加価値」をつける(レシピ付)

          皆さんこんにちは。「付加価値」をテーマにお送りしている、 アスコムメディア開発部のnote。今回の担当は中村です。 私が、一番好きで、なおかつ一番頭を悩ませている編集作業が、レシピ名の提案です。 食品を使った健康系の書籍を作ることもあり、そこには必ずレシピが載っています。 専門家の先生や料理家の先生たちが考案したものを、 読者に「やってみたい!」と思わせられるかどうか…… それがレシピ名にかかっていると思うと、責任重大です。 「缶入り煎茶」が「おーいお茶」にネーミングを変

          食品にひとことだけ加えて「付加価値」をつける(レシピ付)

          個性よりも「真面目」さを大事にしたら、商品が年間100万個も売れた話

          千葉県と茨城県に店舗を展開するローカルスーパー「ランドローム」に、年間100万個も売れるすごい商品があると聞きました。 その名も「真面目シュークリーム」。 テレビのニュースで紹介されたこともあるので、「私も聞いたことがある」という方もいるかもしれません。 なぜ、そんなに売れるのか。 人気の理由は、その名の通り「真面目」に作ること。 各店舗で1つひとつ、しっかりと手づくりで、コツコツ丁寧に作っているそうです。クオリティも高く、お客さんの中には「人生で最高に美味しい」という

          個性よりも「真面目」さを大事にしたら、商品が年間100万個も売れた話

          付加価値は「視点」で生み出す

          「付加価値をつくる」をテーマにリレー形式で進めているこの企画。 今回は柿内が担当をさせていただきます。 以前、あるお店でおもしろい発見がありました。 そのお店は長く愛されている商品を数多く置いていたのですが、その商品に面白い仕掛けがされていました。 それは、商品の「年齢」が書いてあったのです。 長く続く商品には、長く愛される価値がある。 それを商品の年齢を使って伝えていたのです。 「ああ、この商品は自分の年齢に近いんだな」とか「おばあちゃんの年齢の商品なんだな」と、まる

          付加価値は「視点」で生み出す

          「自社の価値」は「他人の目」を入れてはじめてわかることがある

          明けましておめでとうございます! 今年もよろしくお願いいたします。 新年最初は、入江が担当させていただきます。 最初に、能登半島地震により、被害に遭われた方には心よりお見舞い申し上げます。これ以上、被害が大きくならないように……と祈るばかりです。自分たちには自分たちのできることを、やっていくことが大切なことかな……と思い、通常通りnoteを投稿させていただきます。 さっそくですが、質問です! 「自分が勤めている企業(部署)」の魅力って何ですか? 「うーん……」と悩む方

          「自社の価値」は「他人の目」を入れてはじめてわかることがある

          「面白い」をつくる人がやっている仕事の練習

          ちょっと前にXでこんなことが話題になっていました。 「軽自動車に軽油を入れちゃう問題」セルフのガソリンスタンドで間違えて入れてしまう人が結構いるみたいですね。 たしかに、まぎらわしいですよね。 だってどっちも「軽」ってつくんだから。 でもレギュラーのガソリン車に軽油を入れてしまうと 不完全燃焼を起こしてエンジン停止、修理にすごいお金がかかることもあるみたいなので、もう少し間違えにくくならないもんかと思いますよね。 これ、皆さんだったらどうやって解決しますか? パッと考

          「面白い」をつくる人がやっている仕事の練習

          オフィスビルの「付加価値」で気づいたこと

          みなさん、おはようございます、こんにちは、こんばんは。 アスコムメディア開発部の長野です。 私は編集者でなく、部内ではコンテンツプロデュースなどしています。 ※出版社は本づくりの前後で、社内社外でさまざまな人たちと協力しあって 成り立っています。今後そんな仕組みも誰かがお話しすることあるかもしれません。 さて本題、今回は「オフィスビルの付加価値」について述べさせていただきます。 短めで終わります。どうか最後まで。 オフィスビルの「付加価値」で思い当たるものは何でしょうか?

          オフィスビルの「付加価値」で気づいたこと

          広告費以上の「付加価値」がついた「三方よし」の新しい広告とは

          みなさんこんにちは。アスコムメディア開発部の中村です。 これ、一見、サッカー選手を使った何気ない広告に見えるかもしれません。 しかし、実は、これ。ものすごく「付加価値」を生み出している、 新しい形の広告なんです。 これは、コンタクトレンズ通販サイト「レンズアップル」を運営する 株式会社パレンテ(代表取締役:吉田 忠史)さんが出した電車広告。 コンタクトと親和性が高いスポーツを支援する目的から、 ヴィッセル神戸をスポンサードしている同社。 ヴィッセル神戸の選手が登場するオリジ

          広告費以上の「付加価値」がついた「三方よし」の新しい広告とは

          誰も見向きもしなかったものが、言葉の力でみんなに注目されるようになった話

          みなさん、「町中華」はお好きですか? ここ数年、ちょっとしたブームですよね。私は大好きで、町中華でラーメン、チャーハン、餃子にビールとくれば、これ以上ない至福の時間が過ごせます。 しかし、よく考えてみれば町中華って商店街に昔からある、何の変哲もない中華料理店なんですよ。お店の存在は以前から知っているし、確かに美味しいけど、並んで行くほどでもない。そんな店に光が当たったのは何故なのでしょうか。 私は、懐かしさと親しみがこもった「町中華」という言葉の力が大きかったのではない

          誰も見向きもしなかったものが、言葉の力でみんなに注目されるようになった話