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産業見本市の歩き方

産業見本市にみなさん行ったことはあるでしょうか?関東では、海浜幕張にある幕張メッセなどが有名です。あるテーマに絞って、各企業が自社の商品やサービスをPRするためのブースを作り、そこに来場者がたくさんやって来ます。お祭り的な雰囲気があり、キャンペーンガールのようなお姉さんや、派手な装飾なんかがあって、目的がなくても行くだけで楽しいです。

先日、久しぶりのこの産業見本市に行ってきました。僕は、WEBマーケティングの情報収集が目的だったんですが、コロナの影響もあり、例年よりも出展企業も来場者も少なかったと思いますが、それでもやはり会場の熱気がそうさせるのか、10時に来場し、気づいたら15時でした。

◯久しぶりに行って思ったこと
 この産業見本市のパワーなんですが、とにかく出会いが豊富なんです。ひとつのテーマで最新の情報が入手できるのは言うまでもありませんが、ブースの前を歩けば必ず声をかけられ、向こうから積極的に名刺交換を頼まれます。あっという間に100枚くらいの名刺が集まります。ちょっと視点を変えると、BtoBの営業マンは積極的に足を運ぶべきだと思います。こんなに美味しい、出会いの場はないでしょう。もしくはベンチャー企業で、優秀な人材を募集しているような人も、自分の目で多くのセグメント化されたビジネスマンに出会えるので、本当にすごい場所だと思います。効率的に人脈をつくるチャンスです。よく我が社にも証券会社や保険会社の新人の営業マンがやってきて、名刺交換だけでもってやってきますが、産業見本市に行けば簡単にノルマはクリアできます。

そして、もっと面白いと思うのは、そこで商品の説明をしてくれる人のスキルを自分がお客さんとなって体験できることです。説明が下手な人、話が無駄に長い人、おどおどしている人などいろんな人がいます。そんな中でも、この人は商品の説明も上手だし、何よりその商品を愛しているんだなという事がビシバシ伝わってくる人がいます。こんな人に出会えたら、こちらのテンションも上がってしまって、ついつい話し込んでしまうこともあります。当然僕はすぐに忘れないように名刺にチェックをいれ、会社に帰ってから彼の情報を収集します。商品というよりも彼に興味があるからです。エゴサーチを行い、SNSも調べて行きます。年齢、大学、過去の職歴などどんな些細なことでも収集します。そして、ある程度プロファイルを行い、次回のアポイントに備えます。こうする事で、優秀な人ともっと深くビジネスをすることが出来るかもしれないですし、もしかしたらヘッドハントできるかもしれません。

そして、もうひとつの視点としては産業見本市のあと、どれくらいの時間でお礼&アポどりのメールをしてくるか?を僕は見ています。(よっぽど気になれば、僕の方からメールすることもあります)優秀な人であれば、当然なるべく早くメールをしてきます。その場で盛り上がっても、何日も寝かせてメールをしてくるようではビジネスセンスという意味では厳しいと思っています。

以上のように、僕は商品やサービスではなく、そこで出会える人に着目して産業見本市を楽しんでいます。

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