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【21/22 ドイツ ブンデスリーガ】第7節 バイエルン対フランクフルト

【21/22 ドイツ ブンデスリーガ】第7節 バイエルン対フランクフルト


バイエルンホーム、アリアンツ・アレナにフランクフルトを迎えての試合。

現在首位に立ち、公式戦9連勝中の好調バイエルン。
一方フランクフルトは14位。
フランクフルトには日本人選手の長谷部選手、鎌田選手がいるので楽しみな試合でもある。
長谷部選手はELで負傷があったようで、鎌田選手がベンチスタート。
その他にもローデ選手などケガ人がいるとのこと。

スターティングメンバー

【バイエルン】
4-2-3-1
FW
・レヴァンドフスキ
MF
・ミュラー
・サネ
・ゴレツカ
・キミッヒ
・ニャブリ
DF
・デイヴィス
・エルナンデス
・ウパメカノ
・ズーレ
GK
・ノイアー

【フランクフルト】
3-4-2-1
FW
・ボレ
MF
・コスティッチ
・リンストロム
・チャンドラー
・ヤキッチ
・ソウ
・トゥレ
DF
・ヒンターエッガー
・イルザンカー
・トゥータ
GK
・トラップ

前半

ボールを支配し攻めていくバイエルン。
前半2分オフサイドであったが、右サイドのニャブリから中央への折り返し、ミュラーからのパスを最後はレヴァンドフスキと厚みのある攻撃を見せていく。
フランクフルトは引くということはせず、前からしっかりとプレスをかけていく。
そしてコンパクトになっていて、中央での王レスの圧からもフィールドが狭く見える。
そんなスペースが少なくても運べたりできるのは流石バイエルンと言ったところだ。

とはいえ、バイエルンはフランクフルトのフォーメーション上サイドを狙うのが有効なのもあり、サイドからチャンスを作っていくバイエルン。
ポジションイングと距離感も良いので、良い位置でミドルも打てている。

フランクフルトはゴールキックの際は、GKから繋ごうとはせずに長いボールを蹴っていく。
バイエルンの試合運びからも、フランクフルトのGKトラップがそちらの方が良いであろうと判断。
その前に低い位置からのボール運びでミスがでていたりもしていたので、その判断はとても良いと思う。
むしろバイエルン相手だからこそ重要だ。

前半24分、バイエルンにチャンス。
ボックス付近SBズーレとミュラーのパス交換から最後はボックに入ったズーレがシュートを放つ。
惜しくも入らなかったがズーレの勢いは今日も健在。
ミュラーの地面に叩きつけたパスが上手すぎた。

前半29分、バイエルン先制!
相手CBのヒンターエッガーがボールを運ぶが引っ掛けられミュラーが繋ぎ、レヴァンドフスキが落としに間に出てきたゴレツカが仕留めた。
フランクフルトのからすと上手く運べて前線の選手に繋げていたらチャンスではあるが、ミスした時のリスク、特にバイエルン相手となると安易な選択だったかと思われる。
これはミスしたヒンターヘッガーだけでなく、周りの動き出しにも問題はあるであろうから、チームが失点したと言っても過言ではない。

先制したことで勢いづいたバイエルンかと思いきや、勢いづいたのはフランクフルト。
フランクフルトのヤキッチがバイエルンCBウパメカノとの1体1に勝ち
最後アシストとはならなかったがコーナーキックを獲得。

前半32分、フランクフルト同点!
コーナーキック、キッカーはコスティッチ、そして決めたのはヒンターヘッガー!
自分のミスは自分で取り返すと言わんばかりの得点!
勢いのまま得点した感じで、フランクフルト側からするととても気持ちがいいであろう。

このゴールで同点となり、フランクフルトもチャンスが増えた。

前半42分、フランクフルトに決定的なチャンス。
MFソウのふんわりパス、うまく相手LSBデイヴィスの間に入ったトゥレの完璧な抜け出し。
あとはノイアーとの1対1に勝つだけだが惜しくも決められず。
バイエルン側からすと、止めてくれたノイアーが神。

前半43分、バイエルンも決定的なチャンス。
ゴレツカの浮かしたボールをサネがボックス内で受けて逆サイドのニャブリへクロス。
後は決めるだけのニャブリではあったが惜しくもゴールポスト。

お互いにチャンスは来たが、決めれずという所で私も思わず「決まらんのか~い」とツッコミを入れてしまった。

前半終了
バイエルンが試合を支配し、先制するなどバイエルンにとってはやりたいサッカーができてはいた。
しかし、前半30分以降、フランクフルトは失点はしたが逆に勢いが付き、その勢いのまま同点にして、その後もチャンスがあったりと試合を面白い展開にしてくれた。
フランクフルトもミスはあるが、良い試合の運び方ができていたと思う。

後半

後半が始まると最初にチャンスを作るのはバイエルン。
レヴァンドフスキの浮き球にサネが合わせ、惜しくもゴールとはならなかったが、レヴァンドフスキのパス制度が輝いていた。
前半からも攻撃でチャンスを作っていたサネは守備でも奮闘してた。
特に53分の攻守の切り替えのシーンは印象的であった。
敵陣でダブルタッチをするもののボールを奪われたが、すぐに切り替えて相手からボールを奪うシーンが良かった。

後半55分バイエルン、決めれはしなかったが連続してチャンスが訪れた。
フランクフルトは5バックで守っているが、サイドから簡単に上げられすぎなのも原因だ。
しかし、フランクフルトのGKトラップが好セーブに助けられている。
前半もそうだが、GKがトラップでなければもっと楽な試合になっていただろう。

フランクフルトは後半60分~70分までに3人の交代。
後半70分、バイエルン選手交代。
ニャブリ → ムシアラ

後半72分、バイエルンが枚数をかけた攻撃、相手の守備が硬いのもあり、なかなか中央突破できない。
セカンドを回収からのウパメカノのパスミス、ハイラインなのもあり後ろにはバイエルンDFがいなく、残っていたフランクフルト前線2枚によるカウンターと絶体絶命のピンチ。
しかし、バイエルンGKノイアーがそこにはいた。
ハーフラインまで上がるのは流石ノイアーだ。

75分、バイエルン選手交代。
ズーレ → ザビッツァー

ボールを持つのはバイエルンではあるが、フランクフルトは慣れもあるのか中盤でのプレスもうまく嵌めていて、カウンターのチャンスとするシーンがありどちらに試合が転ぶのか分からなくなった。

75分、バイエルン選手交代。
サネ → シュポ=モティング

83分、フランクフルト逆転!
決めたのはコスティッチ!
サイドからのシュートカウンター、FWラマースとのワンツーでサイドへ抜け出すコスティッチ、中に入りコスティッチからのボールを受けるハウゲ、ハウゲのパスがラマースに渡るがDFに阻まれボールをロスト。
しかし、セカンドをソウが拾い、再びサイドにいるコスティッチへ。
そのコスティッチはクロスを選ぶかと思いきや、シュートを選択。
コスティッチのキーパー手間で落ち、なおかつ強力なシュートがゴールネットを揺らす。
思いっきりのよさもそうだが、シュート精度の高さは目を見張るものがあった。

何としてでも点が欲しいバイエルン、浮き球で上をついた攻撃を狙うが、フランクフルトの集中できているのもあり、決定的なチャンスとはならず試合終了。

試合終了
1-2でフランクフルト勝利!


試合自体はバイエルンがボールを保持する時間が長かったが、フランクフルトは集中力を切らさずに長い時間絶えて、少ないチャンスをものにできた。
勝利したフランクフルトはまるで優勝したかのような喜び。
彼らはチームとしての強さを見せた。
そして11セーブを見せ、今回の試合で何度もピンチを救ったフランクフルトGKケヴィン・トラップはお見事であった。
その他では前半30分ヤキッチと後半82分コスティッチがバイエルンCBウパメカノに当たられても負けなかったシーン印象に残った。

バイエルンは敵地では敗れる事はあったが、ホームで負けたのは2000年11月まで以来とのこと。
ということもありバイエルンファンの私は悔しい試合となった。
バイエルンもフランクフルトの分厚い壁を壊そうと浮き球で裏をついていたがなかなか崩せずといった所であった。
私だけが思う事かもしれんが、ここ数年のバイエルンが負ける時は相手GKが神セーブが多いかと思う。

次節はレヴァークーゼンが相手という事で、現在ブレイク中のドイツの若手のヴィルツがいるので楽しみです。

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