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R-1グランプリ準々決勝を終えて

本日2/5大阪での準々決勝を終えて4日が経ちました。
少し落ち着きクリアになってきた今の気持ちを整理しています。
ネタ終わり直後の感想と冷静になった状況ではまた
変わってくることもありましたので、
そこも含めての感想です。

僕が出場したのは2/1の1公演目で16時開演でした。
お客さんの入り状況は少なく、大体漫才劇場の5割程度のイメージでした。
100人強のお客さんに来ていただいてたと思うのですが、
率直な感想としては、少なっ!でした。

来ていただけるのはもちろんありがたいですが、
賞レースの準々決勝で半分は中々珍しいくらいに少ない。
平日の16時という中途半端な時間帯も勿論ありますが。
運営の批判というわけではなく、
もう少し沢山の環境でやりたかったなあというのが率直な感想でした。

以前の2019のR-1の準々決勝ではNGKで満席だった記憶があります。
800人以上のお客さんの前でやる感動は何とも言えない感覚になったのを覚えています。
その年の3回戦ですら漫才劇場で満席だったので、
そのイメージから比較すると今回は特に少なかったと言えるでしょう。

その中でやった今年の準々決勝。
少ないと言った割には、非常に暖かい印象でした。
皆さん楽しみにきてるのは間違いないと。
無名の僕でもフラットに観てくれてると実感しました。

しっかり笑ってくれて反応があった中、
自分の中でサプライズ的に温めてた箇所、
というか小道具がありまして。

それは少し大掛かりな物で荷物の搬入から、組み立ての準備、
そして本番での失敗のリスクも割と高い中、
どうしてもここがやりたくて作ってきた物がありました。

搬入で手こずらない為にハイエースを借りて、
劇場で荷降ろしから停めておく駐車場まで前日に下見までして。

オペレーターで世界のこーぞー君に頼んでたんですが、
搬入も手伝ってもらい、なんとかスムーズにいけました。
準備が終わった頃にはすぐ出番ということで、
少しでも、手こずりや忘れ物があれば終わってしまってたんだと思うとゾッとします。

本番でもその小道具が上手く機能するかが1番の心配だったんですが、
何の心配もなくいい感じに機能してくれました!

ほんとに今持ってる状況でのネタはやり切れたんです。
パフォーマンスも90点近くできたのかなあ
と思ったんですが、そこの
1番のキモになるつもりで出した小道具のとこがあまり反応が多くなく。

あれー?と思いながらネタを終えました。
もう少し来て欲しかったなと。

終わってから前チャンピオンの田津原理音くんが袖でネタを見てくれていて
「めちゃくちゃ良かったですね。
めっちゃいいネタっすね。これの仕組みってどうなってるんですか?」

聞いて来てくれた。
えらい刺さったやん、やった。と思いながら、
「でもここ1番自信あったとこやねんけど、あんまりやったわ。」
と言うと
「まあまあまあ、まあウケてこそなかったですけど。」
って言われて、ああやっぱあんまやったんや。と再認識しました。

現実に戻された。
「いやいや、ウケてましたよ!」
って言ってくれると少しでも期待した俺がお花畑やった!!

あんまりウケは良くなかったが、理音的には良かった。という事で落ち着き、
そこが審査員に刺さってくれたら準決勝はワンチャンあるかと。
思いながら。

暖かく感じた会場もそこまで跳ね切らない感じで他の演者は
少し重たいと言っていました。
拍手笑いがほとんどなく、大爆発!という演者がほぼいなかったそうです。

暖かく感じたのに、俺は普段、どんな劣悪な環境でやってるんだとも思ったが、
そのおかげで強くなれたとも思っております。

一応配信で見直し、その後19:00開演の2公演目の回も配信を買って見てみました。
そちらの回は9割くらいお客さんが入ってて1回目と暖かさが実に違った。

なるほど、ほんまに違うやんとなり、
自分のネタも見直したところ、ちゃんと最後のキモとなる箇所がウケてませんでした。
弱かった。

現実をすぐに受け入れよう。そして前に歩き出そう。

これが4日経った率直な感想です。

次回は自己分析も兼ねて受かってる確率を自分なりに出していきたいと思います。

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