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しがみついていた物を1つ排除したら、少しスッキリした話し

排除したもの

何を排除したのか、最初に記しておきます。
求人情報の配信メールです。

 虐待サバイバーで複雑性PTSD、解離性人格障害持ちのワタクシ。
数年前までは、派遣社員として働いたり、アルバイトに出たりしていました。が、続けるうちにどうしても心身の不調が酷くなってしまい、続けることが困難になっていました。

 それでも、少しでも自分のお金を稼ぐ手段が無いかと探し続けていました。短期や単発なら何とかなるかも知れない。そう思ってきました。

 しかし、夫のマッドさんが中途退職した事で、日雇派遣禁止法に引っかかってしまい、長期雇用でないと働いてはいけないという制限が出来てしまいました。

 完全リモートで何か無いかと、日々届くメールをチェックして、時には応募してみたりもしていましたが、ことごとくダメでした。
それでも諦めきれずに、1年以上もの期間、毎日メールと睨めっこしていました。

 そんな事を続けていたら、自分が無能で、使えない人間で、まともに社会生活を送れないダメな人間だと、どんどん思ってしまいかねない危機感を覚えました。


諦めの悪い自分

 すぐに音を上げないと言えば長所かも知れません。
 ですが反面、諦めが悪いとも言える私の性格。

 もちろん、「何とかならないか。何か方法は無いか。」と必死に探ってきたからでは有るのですが、前述したような我が家の事情から、短期や単発でアルバイトに出ることは、法律的に不可能でした。

 分かっているはずなのに、認めたくない自分。
 或いは、自分をダメ人間だと思いたくなかったのだと思います。


刷り込みという呪い

 自分がダメ人間なんかでは無い事は分かっていたはずなのに、どうしてもそちらへ考えがシフトして行ってしまう。

 これが、親から叩きのめされてきた虐待サバイバーに、付いて回る呪いなのは明らかです。分かっているし反芻はんすうもしてきた事なのに、どうしてもそちらへ考えが向いてしまい落ち込む。

 「ああ、またグルグルしているな」と、やっと気が付きました。


物理的原因の排除

 「メールが届くからダメなんだよなぁ…」と、数日ボーッと考えていました。でも、何か大切なものを手放すような気持ちになって、なかなか出来ないで居ました。

 逡巡しゅんじゅんしていましたが、「このままじゃダメだ。現実は変わらないのだから。」と、昨日になってようやく重い腰を上げました。

 幾つも登録していた派遣会社、アルバイト情報。
 全てのサイトを回って、一社残らず退会、あるいはメール配信を解除してきました。

 正直、「開放された~!」という感じは無いです。
 無駄なことに時間と労力を使っている、という自覚が有ったからでしょう。

 それでも、今日になって改めてメールアプリを開いてみると、今までなら日々大量に押し寄せていた求人情報が1件も来ていない事に、いくらかスッキリした気持ちを感じています。

 刷り込まれてきたマイナス思考に、度々翻弄される私。
 でも、それを意識しているとしていないとでは、格段に差が出ると思います。こうやって日々、ふんわりと自分の問題を意識しつつ、要不要を分けながら、少しでも歩きやすい人生にしていきたい。
 そんな風に感じた、ちょっとした棚卸し?断捨離?でした。

#日記 #エッセイ #複雑性PTSD #虐待サバイバー #解離性人格障害

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