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エコー観察、足の小指骨折の経過。【前編】

柔道整復師の僕は昨年8月から治療の確実性と患者さんに安心して施術を受けてもらうために、持ち運び便利なポータブルエコー(超音波検査装置)を使用している。

エコーとは、妊婦さんのお腹の状態を検査する装置と言えばピンとくるだろう。

エコー観察は体に与える負担や影響が少なく、連続して観察できる。画像診断でよく用いられるレントゲンはX線を放射するので間隔を空けなければならない。

今回、勤務先のスタッフが骨折したという事で、エコーを使い経過観察した。骨折については本人の記事を読んでほしい。(ブログ更新日と受傷してから実際の日は異なります。)

① 3月22日受傷から3週間。

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白い線の途中で欠け、下側に波なみの白いもやが見える。仮骨を形成しているようだ。

エコーは音響インピーダンスが高いもの、つまり硬いものは反射が強く白く映る。骨や筋膜など。反対に柔らかいもの、脂肪や水分、軟骨などは超音波が透過し暗く映る。

骨折の治癒過程で、仮骨が出来てくるのだが硬い所と柔らかい所が混在しているので波形として映し出される。

ブログからもわかるように、立っていることも辛くよく仕事していたなと感心します。

② 3月30日受傷から4週間。

画像2

波線の深さがやや浅く、仮骨も骨表面近くまでになってきている。写真の映りが悪いが一度治癒過程が止まったようにも見える。

本来なら骨表面に骨折皮質と呼ばれる層があり、骨に栄養を与えたり、感覚神経が通る空間がある。そのため骨表面の白い線の上に薄い黒い層が見える。

骨折した場合、骨皮質も同時に損傷するためエコー下では、黒い層が分厚く見える。①の骨折部付近に暗い層が見えるのがそれである。

【後編】に続く。

撮影協力いただいた露口先生ありがとうございます(^^)

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