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育休中に学んだこと⑥「自分の選択が自分らしさを創る」

「会いたい人に会う」ことの贅沢感は、有限である育休中だからこそ。

その「会いたい人に会う」ために行動するという自分の選択は、充実した育休を過ごす鍵であったと思っている。



「こうするんだ!」みたいな強い選択も大事だけど、ゆるっと自然体で「こっちが良いかなー」と無理なく選んだ選択が「めちゃくちゃ心地よい」になったりもする。

私の場合、「育休中」に入ったコミュニティで新しい友人が出来たことが、それに該当する。

育休取得者が集うオンラインコミュニティに入るとき、正直「別にわざわざ仲間づくりをしよう!と意気込まなくても良いかな」と思っていた。ところが、実際にコミュニティ内で活動していると、自然にご縁ができて、無理なくつながり続けることができて。

その心地よさ、あたたかさに、復職後の今になって、ようやく「ありがたいなぁ」と思うようになった。(今更w)



大人になってからの友達作りは難しい、とも聞く。

私の経験上、まったくそんなことはない、と思う。



「友達」の定義も人それぞれ。

心のうちをすべてさらけ出したい、自分のことを過去から未来の展望まですべて知ってほしいし相手のことも知りたい、とか。

自分は丸ごと見せるから、相手にも心の開示を同程度に求めたり、過度に依存しすぎたりするような関係は、破綻する。
どちらか一方に負担がかかるようでは、続かない。


大人になったら、学生時代みたいに毎日お弁当を一緒に食べなくたって、友達でいられる。

1人の友達とぜんぶを共有しなくても、〇〇はAちゃんと、△△はBちゃんたちと・・・みたいに、好きなこと毎につながる相手が変わっても良いのだ。


むしろ大人になってからのほうが、自分の好きなことや自分らしさがクリアになっているから、適度な距離感で付き合える、心地よい友達関係が作りやすいと思う。


「合わない」なら、距離を取れば良いだけ。
その人自身がダメとか、そう感じる自分がダメとかではなく、その人との関係性においては「もうちょっと遠めの距離」が心地よいというだけ。


そういうふうに、付き合い方もうまく選択できるようになってきたのも、育休中に自分の心地よさを優先してきた結果だと思う。


どんなに些細なことでも「そうしよう」と自分が決めたということが大切で。


育休中は、とにかく「自分の選択」が、子どもの幸せどころか、生死を決めるのではないかと思えて不安なことも少なくなかった。


「生後6か月の娘と2人でお出かけする」となったときに、「何をどこまで準備するか」に悩んだり、慣れてきた頃の離乳食メニューとか、日焼け止めはいつ頃から使うべきかとか。

いまから思えば「大勢に影響ない」ようなことも、1つ1つが最重要事項みたいだった。

悩んでいるときは苦しいけど、振り返れば「自分にとって大切なこと」もわかったりする。
大切でこだわりたいから、悩むし迷うのだ。


一方で「自分の選択」が自分に自信を持たせてくれたり、腹を決めさせてくれることも確か。

「仕方ない。あるもので、なんとかなる。する!」と思えるようになったことも、育休中に学べたことだった。
(おもちゃを持たずに出かけて、電車で娘がぐずっても乗り切るメンタルの強さも持てたし、「パンさえ持っとけば大丈夫」みたいな謎の自信もある)


そうした育休を経て、「私らしさ」がよりクリアに、よりナチュラルに醸し出せるようになってきた。



育休中は会社のことなど一切忘れて、「業務に役立つかも」という視点でのインプットは一切していなかったけれど、それは復職後の不安とはならなかった。

私は、私らしく、育休を精いっぱい満喫して、当初の予定どおり「好きを楽しむ!」に忠実に物事を選択してこれたと思うから。


これからも。

無理せずナチュラルに心乱されずに生きていきたいから、それに相応しい働き方や時間の使い方をしていきたい。

復職しても、私は私らしく。



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